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今の状況ははっきり言って問題です。
みんなで真剣に考えたい。
Street Breakers代表 市村日出夫(いちむらひでお)さん
取材 '04年5月27日柏駅 |
「駅前には病院もあれば、当然のことながら営業している店舗がたくさんある。なにより、通行する人々がストリート・ライブを見ようと思って道を歩いている訳はありません。限られた数組のミュージシャンの問題とはいえ、頭が痛い状況です。県議会でも騒音については議論されています」
ストリート・ミュージック支援の先駆者であるStreet
Breakers代表、市村日出夫さん。1998年、柏商工会議所青年部20周年事業を立案するために結成されたこの組織では、毎年開催されるストリート・ミュージック・コンテストをはじめとする数々のイベントを地元の若者達自身が企画・運営を行っています。若者が自ら企画に参加し、考察し、交流する。若者と柏の街の接点づくりを目指す組織です。
「20周年記念事業を企画しろと言われたんですが、生来のあまのじゃくで・・・。他の自治体等々が既にやっているようなことはしたくなったんです。で、毎日本当にたくさんの方が行き来している柏の駅前で聞き取り調査をやってみました。すると、駅前を歩く人の中に柏市民は2〜3割しか含まれていなかった。若い人たちが遠くから集まってくれていたのです」
調査の中で、人々が集まる理由として聞こえてきたのは「なんか楽しそうだから」。
「そこで改めて駅前周辺を見渡してみると、ショーウィンドウを鏡に見立ててダンスの練習をしている子やらギターを抱えて歌っている子やらが目に付くんですよ。そんなダンサーやミュージシャンの周りに、また人が集まっていて。若い連中は『柏に何かを感じてくれている!』と実感しました」
今の柏を象徴し、柏が発信する若者文化そのものであるストリート・ミュージシャンと一緒にイベントを作ろう。今や年中行事として広く知られる『Street Break』が生まれたのはこうした経緯です。
「路上で演奏するにはかなりの勇気を要求されますよ。なかなか根性ある奴らだと思います。特にソロでやってる奴はガッツがあるし、自らの思いを楽曲にして演奏するくらいだから当然、感受性も高い。」
ストリート・ミュージックを介して若者と取り組みを共にするのは街にとっても意義深いことだ、と市村さん。だから、「管理とか規制とか、立場的に上下を作るのは本意ではありません」。
ストリート・ミュージシャンに求めるものとして
第一に、街とのコミュニケーション
第二に、街を一緒に「良く」しようという意識
を市村さんは挙げます。
「バンド形態で大きな音を出して他のミュージシャンの音を掻き消したり、中途半端なロック気質で活動したりというのは、やっぱり間違えていると思います」
支援したい、一緒に街を作る仲間として考えたいと思うからこそ、市村さんには今のストリート・ミュージック・シーンに意見したいことがあるのです。
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