2008年4月17日放送分 文字版ハイライト
「雅子様の皇室入りは失敗だったのか?」
●雅子さまが週刊誌でなぜ批判されるのか
田原>今日はね本郷さん。この間4月11日に行われた、いわゆるG7について、
本郷>そうなんです。はい、伺おうと思ってたんですが
田原>思ってたんですが、やっぱり今、G7よりね、雅子さんの話の方が面白いんじゃないかと、
本郷>皇室ですね
田原>いろんな雑誌やなんか見てると、皇太子妃の雅子さんの話がいっぱい出てる。僕はそういう雑誌を見て違うなと思うんでね。あのね、最近、その雅子さんに対する批判がとっても強いの
本郷>週刊誌の記事なんかはちょっとひどいなって気がしますね
田原>どういう記事が出てるか知ってる?
本郷>遅くまでレストランで会食をしていたですとか、プライベートな行事は大切にするけども、
田原>公務をやらない
本郷>欠席だと
田原>で、天皇夫妻に会いに行かないと。いろいろありますね。いま、そこで、もう一回皇室論っていうのがね、いろいろ言われ始めている。つまり、雅子さんの結婚は失敗であったと。皇室っていうのは、そもそも神を祈る、これが皇室の役割だと。
本郷>神を祈る
田原>いわば、皇室の先祖ですね。天照大神からはじまる。神を祈るのが皇室の役割なんで、才能とか、人間性とか、そんなものは関係ないと。ところが、皇室が間違ったのが、どうもね、東京大学を卒業して、外務省に入って、留学した、
本郷>ハーバードですね
田原>このお嬢さんの才能を求めたんじゃないかと、これに間違いがあると。皇室には才能とかね、人間性とかね、そんなものは関係ない。
本郷>今まで神に祈っていればよかったのに、才能がくっついてきてしまったということなんですか?
●皇室には才能は必要なかったのか?
田原>才能があればね、意欲がある。意欲があるからね、たとえば皇室外交をしたいとか、あるいは海外行って、いろいろ海外の要人たちと会いたいとかね、あるだろうと。こういうことは思っちゃいけないんだと。で、そもそも、雅子さんに才能を求めたと。才能なんかは求めるんじゃない、
本郷>そこから間違いだったという
田原>才能を求めて雅子さんをお嫁さんにしたと。才能があれば意欲もあると。意欲もあればね、やりたい希望、願望、いろいろ出てくる。ダメだと、こういうのはと。で、皇室側から言うとね、やっぱり雅子さんのような人と結婚させたのがいけない。皇室に入れたのが間違いであると、甘かったと。皇室の方も甘かったと。それから、雅子さんの方もまったく甘かったと。皇室に入れば、そんなもの才能とか人間性とかね、あるいは自分の夢、こうしたい、ああしたい、できないに決まってる。両方が甘かった。
本郷>両方が甘かったと。
田原>間違いであると。そういう意見が今とっても出てきていましてね、実は私はそういう意見は間違いだと言いたい。皇室もね、やっぱり時代によって変わるものなんですよ。
本郷>聞いてると、お人形でいいということになりますよね
田原>違う違う、雲の上の存在になれと言ってるわけだ。雲の上の存在であり、密室の向こう側に行けと。違うと思う、それはね。たとえば、今の天皇夫妻が皇太子だった時代に、私は、ある雑誌で皇太子夫妻について書いたことがある。当時、皇太子について、旧宮家、或いは、ご学友、みんなに聞くと非常に評判が悪かった。
本郷>悪いんですか
田原>今の天皇ですよ。非常に評判が悪かった。
本郷>どういうところが
田原>なんで評判が悪いんだというと、だって奥さんは聖心でしょ。
本郷>聖心女子大
田原>聖心女子大っていうのはカソリック?
本郷>ミッション系、カソリックです。
田原>日本は神道ですよと。カソリックを出た人をとるというのはなんだろうと。それからはじまって、恋愛結婚、テニスコートの出会い
本郷>なるほど
田原>そういうものは皇室には必要ないと。
本郷>恋愛結婚なんて庶民のするもんだということですか
田原>そうです。それから、さらに、皇太子は、新婚旅行に行って奥さんばっかり撮ってると。あれはまったく帝王学ができてないんじゃないかと。二人が子供をね、自分達で育てたいと。それまでは自分で育ててなかった。
本郷>ええ、乳母がいたわけですね
田原>ボロクソだった、言ってみれば。皇太子の評判は。
本郷>じゃあ、今の天皇も言われてたんですか?
田原>言われてたんですよ。だから僕は、評判が悪い皇太子を断固がんばれと、
田原>皇太子を私は全力的に支持すると書いた。同じことを言いたい。やっぱりそれは、皇太子にしてもね、小学校幼稚園から学習院行くわけでしょ。で、幼稚園、小学校、中学校ね。高校、大学。やっぱりその学習院では、人間とは何かということを教えますよ。当然。それから、やっぱりね試験がある。ちゃんと勉強して頭よくなれと。向学心もある。で、社会はどうなってるか、世界はどうなってるか、そのために如何に貢献すべきかということを教えるわけでしょ。大学まで、そういう教育を受けて、それで急に神に祈る人で、いっさい世の中に関心を持つなって言ったって無理ですよ。雅子さんだって、ずっと高校大学と、人間とは何か、生きるとは何か。それから、やっぱり生きるってことはね、世の中に、世界に貢献することであるということを学んで、成長して。(ところが)急にそんなこと関係ないよと。祈ればいいんだって言われたってそれは無理ですよ。
本郷>全否定ですよね。
●古い皇室に新しい人間を当てはめるのは無理
田原>現にね、愛子さんだって、今度小学校かな、入ったら、やっぱり人間とは何かっていう教育を受けるんですよ。僕は古い皇室にね、新しい人間を当てはめようというのが無理だと、
本郷>無理がきてますよね
田原>そう。無理がきてる。それでね、その無理の中のはざまで、やっぱり雅子さんは病気になっちゃったんで、僕はお気の毒だと思う。かわいそうですよ。それは、雅子さんをいまさら古い皇室の形にパターンにはめ込むんじゃなくて、やっぱり皇室のあり方が時代とともにじわじわと変わっていくと。それは、昭和天皇がね、人間宣言をされたんだから、それは、人間的に生きるのがいいんで、その皇太子がね、宮内庁のことを、「いわば雅子さんの一種、人権みたいなもの、そこに対する圧力がかかってる」と、よくぞ言ったと私は思った。それに対して世の中は「なんだ」と。まあ、その天皇ご夫妻がそれに対してたしなめるような言い方をしたけど、あれは世間に対してね、やっぱり天皇ご夫妻が遠慮してるんですよ。私はそう思う。
本郷>じゃあ、今度のあの宮内庁長官のたしなめというか忠告は
田原>余計なことだと思う。
本郷>余計ですよね
田原>そういう皇太子を育てたのは、今の皇后ですよ。やっぱり、今の皇后も人間的な教育を受けたから、やっぱり人間的な、あるいは特に平和な日本、ふたたび戦争をしちゃいけない、平和な日本の天皇になるための私は教育をされたと思う。だから、天皇ご夫妻だってね、沖縄行ってひめゆりの塔行ったときに、そこで火炎瓶投げられたり、この間サイパンにいらっしゃった。とってもいいことをされてると思う。だから、そういうことに対して、雅子さんについていろいろ言う批判する人たちは、これはやっぱりね、批判的だと思う。私は、そういう天皇ご夫妻の平和のために日本を平和にするためにがんばってらっしゃると。とっても評価する。だから、さらに世代が違った、変わった新しい皇太子、
本郷>今度また新しい皇太子夫妻の次の
田原>そう。だからね、古い天皇家のしがらみに雅子さんたちを押し込めようとしたから、雅子さんは病気になったんですよ。で、その病気が悪い、天皇にふさわしくないとか冗談じゃないよ。それはやっぱりね、古い皇室のあり方にね、無理やりにはめ込もうとして病気になったわけでして、やっぱり時代とともに変わっていくべきだと思う。こんな情報化社会じゃない。
本郷>そうなんですよ。だから、同世代から見ると、当たり前だと思うんですよ。雅子様のしてることって。電車に乗せようとしたり、公園で遊ばせようとしたり、すごく当たり前のことが
田原>なんで週刊誌が悪口ばっかり書くのか、よくわかんないよね
●現代の皇室には人権がない
本郷>あの、人権がないのは皇室だけだと田原さんはおっしゃいますよね
田原>そう。だからね、
本郷>現代で
田原>今ね、主権がないからね、皇室は。だけど、やっぱり人間ですよ。第一、みんなもしね、祈る人だったら学習院なんて行かなくたっていいんですよ。みんな一般的な教育なんか受けなくたって。(ところが)そうはいかない。ちゃんと一般的な教育を受けてるんだから、それはより人間的になるのは当然であると。もちろん祈ればいい。祈る人はいればいいんだけど、だけど、才能とか、あるいは人間性とか、あるいは社会のこととか、関係ないというのがまったく間違いであると。僕はこう言いたい。
本郷>だから、普通の教育を受けさせておいて、でも、普通に考えちゃ駄目だよというのは本当に矛盾ですよね
田原>これが間違い。いま、そういう声がわりにどんどん広がっている。よくないなあと。こわいなあと。こんなことしたら、皇室を壊しちゃうよ。逆に。
本郷>逆にそうですよね。変わっていっていいのだと。
田原>そう思います。はい。
本郷>はい。わかりました。
田原>どんどんね、これに対してね、いろいろほしい。
本郷>そうなんですよ。意見もほしいですよね。皆さんどう思っているでしょうね。ぜひ、たくさんメールをお寄せください。
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