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旅人 : 工藤彰乃

蔵造りの町並み…、小江戸 川越散策。

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東京の都心から1時間もかからないところに「小江戸」、文字通り小さい江戸という言葉がピッタリの町があります。
それが、埼玉県川越市です。川越に古い町並みがあるのは知っていたのですが、
想像以上に古い歴史を感じることができました。

まず驚いたのは、「蔵造りの町並み」です。その通りに立つと本当にタイムスリップしたみたいで不思議でした。
蔵造りの建物がずらりと並んでいて、黒い瓦の屋根が印象的。高い建物がなく、電線は埋設されているため電柱もないため、空も広がってみえます。それが、さらに昔の町の雰囲気を感じさせてくれるのかもしれません。

蔵造りの町並みは、お蕎麦屋さんや和菓子屋さん、雑貨屋さんなどいろいろなお店があって寄り道をしながら、
ゆっくりと散策したくなります。

焼きいもおにぎり「芋太郎」というお店をみつけて行ってみると、サツマイモを三角のおにぎりの形にして売っていました。
試食をさせていただくと、何とも言えない甘〜い焼き芋です。表面がこんがりと焼けていて香ばしいのも特長で、
とても美味しかったです。こだわりのサツマイモをつぶして練ることで、さらに甘みが増すのだとか。
食べやすいのも嬉しいところです。

蔵造りの町並みから少し脇へ入ると、やぐらのような建物「時の鐘」があります。現在のものは、
明治26年に再建されたというのですが、寛永の創建から350年間も時を告げています。
「日本の音風景百選」にも選ばれていて、川越のシンボルともいえる建物です。現在も一日に4回、鐘の音が響いています。
実際にその鐘の音を聞いてみると、除夜の鐘のようなゴ〜ンという重みのある音。もう少し軽い音を想像していたので、
心に響く音にしみじみ・・・。

その「時の鐘」のお隣りをみるとお団子屋さんの「田中屋」さんがあります。立ち寄って一本食べてみると、
普段食べているお団子とは違い、お醤油味でさっぱりとしています。モチモチ感が少なく食べやすいお団子でした。
手作りというだけあって、1つ1つの形が不揃いなのも魅力です。私がビックリしていると、ご主人が「これが本物のお団子で、
いつも食べているのは本物じゃないんだよ」とひと言。私はそのお団子が大好きになりました。10本は軽く食べられそうです。
次回はプライベートでぜひ!

歴史のある町=川越には歴史のあるお祭りもあります。「川越まつり」は、350年以上の歴史を誇るお祭りで、
川越まつり会館へ行くとその歴史や、実際に使われている山車を見ることができます。山車自体も大きく高さ約8メートル、
さらにその一番上に2メートルほどの人形があり、この人形に神を宿して祭りへ向かうというのですが、
私の目の前にあるとても大きな山車が町の中に何台も出ているところ、お祭りの盛り上がりをぜひみたいと思いました。
興味のある方は、今年は10月18日(土)・19日(日)に開催されるというので、一緒に川越まつりを目指してみませんか。

そうそう、私が目指したいところの一つが「菓子屋横丁」でした。20軒以上のお菓子屋さんが連なり、飴やせんべい、
懐かしの駄菓子が並んでいます。いろんな種類のアメをお店の奥で作っているという「あめや」さんで、
迷いながら3種類のアメを買った時の言葉のやりとりや、おまけを貰った!なんてことも、
コンビニでは味わえない気分だったし、子供の頃にいつも買っていた私の定番の駄菓子を見つけるというのも、
菓子屋横丁ならではの楽しさでした。ここは、長時間いるとたくさん買ってしまいそうで危険です。気をつけましょう。

川越の歴史を感じるのに、忘れてはいけない場所が「川越大師 喜多院」。
喜多院には、江戸城内より移築された「家光誕生の間」や、「春日局化粧の間」があり、当時を感じることができます。
とくに家光誕生の間は、なぜかその部屋だけ空気が違う感じがして、見るだけで引き込まれていきます。喜多院の境内には、
他にも五百羅漢などがあり、いつも参拝客でにぎわっているというのも頷けます。

蔵造りの町並みの魅力を探るのに、是非訪れて欲しいのが「川越市 蔵造り資料館」です。明治26年の川越の大火の後、
蔵造りの店舗がなぜ増えていったのか、また、蔵造りの構造などが分かります。蔵というと倉庫としてしか知らなかったので、発見がたくさんありました。蔵が、火事だけでなく地震に強いことも知りました。
年間を通じて野外学習の学生さんも多数訪れるそうで、この日もたくさんの高校生、小学生たちが来ていました。
いろいろなことが分かると、町を歩いている時の気持ちも違いますよね。

小江戸 川越は、町の人たちと行政とが協力して守っている町ということもあってか、歴史を感じるだけでなく、
人の暖かさも感じることの出来る町です。東京都内から、こんなに近くにこんなに素敵な町があったなんて、
なんだか嬉しくなりました。

小江戸を散策にまた行ってみたいと思います。

 

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