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旅人 : 今泉清保

平城遷都1300年!これが奈良の世界遺産
〜奈良公園周辺〜

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奈良には行ったことがある、という人は多いと思うが、そのほとんどは修学旅行ではないだろうか。
しかも奈良は軽く見てすぐ京都に行ったのであんまり覚えていない、とか。私は仕事では奈良県に行ったことはあったのだが、観光をしたことが無かった。それで今年の春、一度行っておいた方がいいんじゃないかと思って一泊二日で奈良観光をした。
ただそのときは時間が無くて、ただ観光地を回っただけだった。



平城遷都1300年祭マスコットキャラクターせんとくん

今回は、2年後の2010年に遷都1300年を迎える奈良を
「なら・観光ボランティアの会 朱雀」の勝倉義男さんと森嶋啓一さんの案内で歩いた。



平城京の想像図!?


復元された平城宮の南正門、朱雀門

まず訪れたのは朱雀門。奈良の都、平城京の中の、いってみれば皇居と官庁街のようなところが「平城宮」で、
朱雀門はその平城宮の南の正門だ。すぐそばを近鉄奈良線が通っていて、
電車の中から見えていたので前回は訪れなかった。復元したものだしな、という思いもあった。




広大な平城京の跡地を近鉄奈良線が通る

しかし、改めて門の前に立つとその大きさに驚いてしまう。1300年前にこんな門がここに建っていただなんて。
もちろんクレーンなどの重機などあるはずもないし。

少し離れたところには「平城宮跡資料館」があって、当時の生活や発掘物を見ることができるのだが、
釘などがちゃんと残っている。何も考えずに見ると「ふーん」という感じだが、
改めてそれが1300年前のものだと考えるとやはり驚きだ。



なら・観光ボランティアの会朱雀、勝倉義男さんの話を熱心に聞く今泉さん

奈良といえばやはり東大寺ではないだろうか。東大寺は、平城宮からちょうど東に位置する。だから東大寺なのだ。
そして東大寺といえば奈良の大仏だ。

奈良の大仏については説明はいらないかもしれないが、修学旅行で行ったきりという人は、
大仏が納められている大仏殿を覚えているだろうか。
あの大きな大仏が入るだけの木造建築を作る技術があったのだと思えば、復元された朱雀門が大きいのもうなずける。

観光コースとしては、大仏殿を出たあとそのまま左手に登って二月堂・三月堂に向かう人が多いと思うが、
オススメは大仏殿の裏手に回って二月堂に向かうコースだ。絵を描いている人が何人もいたが、まさに絵になる坂道。

東大寺に来たら、おそらくほとんどの人がここと併せて訪れるのが春日大社だろう。敷地はものすごく広いのだが、
神社として建物が大きいというわけでもない。でも、その後ろにそびえる春日山も含めてご神体なので、
他の神社にはない懐の深さのようなものがあるのだ。ちなみに春日山は、
今に至るまで人の手がつけられないまま原始林として自然が残っていて、この原始林も世界遺産に含まれている。



若草山の見晴らしのよいところから見下ろす奈良の市街


小さく東大寺の大仏殿もみえます

この一帯は奈良公園という大きな公園になっていて、たくさんの鹿がうろうろしている。春日大社に祀られている神様のうち、
タケミカヅチノミコトが鹿に乗ってあらわれたと言われていて、鹿は神の使いとして大事にされている。
でも鹿はただウロウロしているだけではない。
奈良公園の広大な芝生を人の手で管理しようと思ったら莫大な費用がかかるそうだ。鹿が適度に芝や草を食べ、
その糞が肥料となって美しい景色が守られている。ぼーっとしているようだが、鹿にもちゃんと役割があるのだ。



なら・観光ボランティアの会 朱雀、森嶋啓一さん


誰でも自由に出入りできる興福寺と五重塔

春日大社から下ってくると興福寺。五重塔が有名だが、この塔にも面白い歴史がある。明治維新のあと、
廃仏毀釈の流れに巻き込まれ、建物が薪として売られそうになったという話が伝わっている。冗談みたいだが、
その時代はあちらこちらで仏像や寺が壊されてしまった。これだけ立派な五重塔が残っていて本当に良かったと思う。

正岡子規が「秋風や 囲いもなしに 興福寺」と詠んでいるが、その通りこの寺には門らしい門がなく、
誰でも無料で自由に入ることができる。
ボランティアガイドの勝倉さんによると、朝の興福寺は人が少なくて、静かでお勧めだそうだ。

ここまでは、まぁ奈良の王道というところだろうか。でも、ちゃんと説明を聞きながら回ったら、
自分ひとりで回るよりも数倍面白かった。知っているようで知らないのが奈良だと思う。
そして奈良のいいところはもちろんこれだけではないのだ。

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