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旅人 YAJIKITA on the road 担当作家 久保有輝 &&&

    北海道 ローカル線の旅!!

 
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皆さん、こんにちは。当番組の作家、久保有輝です。

普段は、「次、何処行こうかなぁ?」と考え、旅の場所が決まったら「そこで何を取材しようかなぁ?」とリサーチし、取材先に
「ラジオの取材なんですが…」とお願いをし、「ここからここはレンタカーを借りて…」と旅のスケジュールを組み、さらには、
旅先で使用する原稿や資料を作り、旅に同行して、帰って来てからは井門君がスタジオで話す原稿を作る…、
そんな仕事をしています。


これが、今の「ふるさと銀河線」の車両。
車体の色が、北海道のラベンダーを意識したような、カラフルな感じなのがいいですね。


「ふるさと銀河線」で走る、「銀河鉄道999イエロー号」。
メーテルの髪が黄色です。

「銀河鉄道999ホワイト号」。
こちらはメーテルの髪が白になっています。

旅好きで時刻表を見ていると一日が終わってしまうほどの鉄道マニアなので、まぁ、この番組は、自分に合っている仕事なのかも知れませんね。

でも、この番組が始まった当初からローカル線の旅はどこかでやりたいとは思っていましたが、とある事情で、
まさか自分でレポートまでする事になるとは思いませんでした…。

番組を聴いてくださった皆様、つたないしゃべりですみません…。

僕は、中学生の頃から1人で旅をして全国を廻っていました。

夏休みや冬休みになると、ワイド周遊券を買って、1〜2週間、のほほ〜んと旅に出ていました。
僕の周りには鉄道仲間もたくさんいたのですが、旅に出る時はもっぱら1人。


20年前の旧国鉄池北線は、こんな雰囲気でした。(訓子府駅にて)

20年前の旧国鉄池北線(日ノ出駅にて)

20年前の足寄駅です。

それは、その土地の人や旅の途中で出会った人と話しをしたり、その土地ならではの景色をしっかりと目に焼き付けて何かを
感じておきたいから。

誰かと一緒だと、つい話に夢中になったりで大事なものを見逃しそうな気がしてね。
だから、もっぱら僕の旅はド田舎が多かったかなぁ?

そしてちょうどその頃は、国鉄の分割民営化の一環としてたくさんのローカル線が姿を消した時期だったので、廃止に後ろから追われるかの様に各路線を乗り回していた様な気がします。

廃止が決まったローカル線を旅した時の「鉄道が無くなる」という事への地元の人たちの落胆振りは、今でもはっきりと
覚えています。

現在の足寄駅です。
「ふるさと銀河線」になってから、多くの駅が新しく生まれ変わりました。

駅に、町民の為の多目的ホールを設けたり、物産コーナーを作ったり、ホテルを作ったりと、列車に乗らなくても、まずは町の人達が駅に遊びに来る…、
そんな空間作りに力を入れたようです。

だから、沿線の駅は、皆、街の憩いの場と
なっているのです。

足寄駅にも、町民の為のホールと、物産コーナー、
この町で生まれ育った松山千春さんの功績をたたえる展示コーナーなどがありました。


20年前の陸別駅です。

現在の陸別駅です。2階がホテルになっています。
すでに道路も発達しているし、車もあるし、鉄道が廃止になってもあまり不自由じゃない。
それに地元の人に聞くと鉄道なんて1年で乗るのは2〜3回と言う人ばかり。

でも鉄道はやっぱり街のシンボル。

生まれた時からあったものが、ある日突然無くなると言うのは、例えば、親が天国に往ってしまうとか、大好きな人と永遠の
サヨナラをするとか、住み慣れた家を取り壊す時位、寂しいものなのだろうと、子供心に思ったものだった。


20年前の訓子府駅です。“くんねっぷ”と読みます。
北海道の地名って難しい〜。


現在の訓子府駅です。

20年前の日ノ出駅。
この素敵な名前に、どうしても降りたかった駅の1つです。
昔ながらの駅舎でした。


現在の日ノ出駅。
こちらも真新しい駅に変わっていました。

その20年前、赤字ローカル線の廃止の対象になりながら、見事、存続を勝ち取った北海道の旧国鉄池北線。
当時、地元の人たちの強い廃止反対運動が起こり、第3セクターとして北海道で唯一、バス転換を免れた路線だった。

第3セクターの北海道ちほく高原鉄道・ふるさと銀河線は、毎年数億円の赤字が出る事が判っていてのスタートだったが、国や地方自治体から出たお金を貯金し、毎年の利子で赤字を埋めると言う画期的な方法で生き残ろうとした。

でも、第3セクタースタートまもなくバブルがはじけて、銀行の利子は皆さんもご存知のとおりとなってしまった。

利子で赤字を生める事が出来なくなったので、元本を切り崩し今まで耐えてきたのだが、残念ながらその時が来たというのが、今回の廃止の理由である。まぁ、いたしかたの無い事であろう。

昔の国鉄池北線も、今のふるさと銀河線も、大きな駅以外は、こんな駅ばかりです。
れっきとした駅ですよ!!もちろん無人駅です。


境野駅は今も昔のままでした。

境野駅の駅員室を改造して、喫茶店を経営する遠藤さん。
列車を待つ間はもちろん、そうじゃない時も、街の人達の
憩いの場となっている。ふるさと銀河線が廃止になったら、
この駅も清算の対象になると思うので、この喫茶店の未来もそう長くは無いのかもしれない。


ただ、街のシンボルでもある鉄道が無くなると、沿線の街の過疎化はさらに進むのも確実である。
これはふるさと銀河線沿線だけに言える事ではなく、日本全国同じである。

今回、地元の方々の話を伺っていると、その寂しさと未来への不安を感じ取ることができた。

日本一寒い駅(マイナス35度を記録した)小利別駅の
近くには、小さな学校をそのまま使った民宿「夢舎」がある。
外観は、どう見ても学校。

「夢舎」の客室…、というか教室そのまま!!

「夢舎」のダイニング。昔は、工作室だったらしい。

「夢舎」のご主人、金子さん。

皆さんも、もし機会があったら、残り半年の間にふるさと銀河線体験をして欲しい。

池田で買った名産のワインを車内で飲みながら、陸別で満天の星たちを眺め、小利別で極寒体験をするのもいいのでは? 

アナタも、廃止されていくローカル線から、色んなモノを感じとる事が出来ると思うよ。

 
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