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旅人 内田正洋&第3次瀬戸内海カヤック横断隊 撮影/中村隆之

瀬戸内海 シーカヤック横断隊!〜最終回〜

〜香川県小豆島→山口県祝島まで300kmを1週間で渡るシーカヤックの旅〜
     
 

シーカヤック横断隊のルートです。(※詳細地図はルートをクリック!!


6日目の朝
残すところゴールの祝島まで50km圏内のところ 
山口県周防大島を出発


雲の隙間から御光が射す
「カヤックの神も降りる6日目かな」by内田山頭火



3日目を過ぎるとカラダが軽くなって、
ドコまでも漕いで行けそうな気分になる


みんなの気持ちが繋がった瞬間


空が写る  まるで鏡のよう


湖みたいな時ばかりでない
風が吹くとこんな縦波で横断隊を攻めてくる


休憩に上陸した島で、
ヤギの頭骨を拾って御満悦の武井さん


6日目のキャンプ地 上関 中の浦の浜に上陸
この日は36km漕いで 祝島まではあと半日でつく距離に


一日最後の重労働。
カヤックを波が来ないところまで引き上げる。
内田隊長と中村カメラマンが乗るダブル艇は特別重い。


ホロホロカイの井出さん。
いつも美味しいコーヒーを入れてくれる。


最終日の差し入れ(さつま揚げ?はとこ天ぷら?名前失念)


プロサーファーの佐久間洋之介くんが
サカナを穫って来た!


そのサカナを手際良くさばく、刺身好きな内田隊長。
その手つきの鮮やかさは、
海外でも「サシミロボット」と呼ばれているくらい。


上関 中の浦の浜
ひと足先に、ゴール地 祝島に到着した陸上班による
島のレポート

今回のレポーターは、無念3日目でリタイアした、
松っちゃんこと松村さん26歳。

実は松っちゃん、この夏まで元祝島中学の
先生だったんです!
「練塀(ねりべい)」と呼ばれる、祝島の家並み。

夏は台風の進路にあたるためその強風や、豊後水道を
北上する冬の強風や荒波の直撃から住居を守るために、
石を積み、土や漆喰、セメント(モルタル)などで固めた、
一見沖縄のような風景がここ祝島では見られます。
万葉の碑

この祝島は最古の歌集「万葉集」にも登場し、
“海の航路における重要な島”
であることが位置づけられる 2つの歌が詠まれています。

万葉集より
「家人は帰り早来と伊波比島斎ひ待つらむ旅行くわれを」
「草枕旅行く人を伊波比島幾代経るまで斎ひ来にけむ」

祝島は 海の神様の島 航海する人を守ってくれる島、
という願いをこめた歌

ご案内いただいているのは、
上関町教育委員会 教育委員長 橋部好明さん

祝島の郷土研究家、重村翁。

徐福研究家としても有名。


私設資料館を訪ねると、いつも歓迎してくれる。

部屋にはたくさんの写真と資料。
庭には島に伝わるキウイの原種?で不老長寿の
クスリとなるコッコーの実。


祝島の船大工の新庄さん。
45年ぶりに神舞に使う皆伝馬船を製作中。
祝島には、1120年前から続く、4年に一度の
神舞(かんまい)というお祭りがあり、祝島と大分県との
海上49kmを御座船が往復。 
大漁旗をたなびかせた100隻以上の漁船や、
20人が櫂で漕ぐ「櫂伝馬船(かいでんません)」などの
奉迎船がおりなす海上パレードは、まさに勇敢そのもの。


7日目の朝 最後のミーティング
最終日は15名13艇の横断隊

初回から横断隊を応援してくれている、元祝島中学の
木村先生が合流。
祝島中学は2005年3月、木村先生のお子さんが卒業し、
子供がいなくなって休校に。
現在先生は上関の学校に単身赴任中。
時々カヤック通勤して学校に向かうことも!

一方、同年4月、新入生の登場により、休校となっていた
祝島小学校が2年ぶりに復活!
校長一人、教師一人、事務員一人、児童一人という
最小規模の小学校として再出発している!


いよいよ 祝島が見えてきた!


祝島までゆっくり漕ぐ。
みんなこのままゴールしてしまうのが惜しい気持ち。

祝島から西に4キロの海域に、20年以上前から上関原発が建設予定されている。その原発予定地を通過。
ボーリング調査用のやぐらが組まれている。
日本はこれから人口が減って行くというのに、これ以上電力が必要なのかは疑問・・・。この近海は自然環境が
残っているとされ、今では絶滅が危惧されている小型のイルカ、スナミリが多くみられるところでもある。


祝島が近づいてきた・・・
「終わりたくね〜!引き返すか!?」

⇒ついに7日目 朝10:00、祝島に到着。
隊長ガッツポーズ!


初参加のナカナカも村上さんのサポートで無事にゴール!


広島・木村先生と洋之介くん(と背後霊?)


最終日のリーダーを務めた大田山頭火


祝島でも洋之介くん大活躍!
生もいいけど、焼くのもウマい!


サカナをほおばる藤井くん


ここにはキレイな砂利浜が広がっている。
瀬戸内海シーカヤック横断隊、本当にお疲れ様でした!!



⇒カヤックの帰宅

船長にお願いして、祝島から本土行きの連絡船に
載せてもらった

横断隊の旅は、まだまだ続く・・・・・。

[写真/中村隆之]
横断隊隊長 内田正洋
 
日本のシーカヤック界第一人者であり、海洋ジャーナリスト。
これまでに台湾〜九州、さらに西表島〜東京湾をシーカヤックで遠征。
シーカヤックだけでなく、82年から10年に渡りパリ・ダカールラリーに
出場。
また、世界四大陸をクルマ、オートバイで横断経験も。

主な著書
「シーカヤッカーズ・ハンドブック 北西太平洋版―海を歩くための
マニュアル」
「シー・カヤッキング・イン・ジャパン」
「BAJA 1000 FOR JAPANESE DESERT RIDER」
「風を超えて―DESERT RIDE」
「実用バイクツーリング専科―すぐ役立つバイク旅行トラの巻」
「Tarzan特別編集 ホクレア号について語ろう」

   週末は「YAJIKITA on the road」!放送日時はコチラから


 動画はコチラから

  尚、この横断隊の模様は2006年1月18日発売 
  雑誌「Tarzan」458号でもご覧いただけます。
  http://tarzan.magazine.co.jp/