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旅人 JFNアナウンサー 井門宗之

東京をタテに楽しむ!!Vol,2

     
 
東京タワー編


12月18日 東京は晴れ渡る空の下…、ってそんな場所には僕らYAJIKITA一行はいないのである。見上げれば目の前には
『オイオイ、どこまで伸びるんだ!?』という階段。そうここは地下鉄都営大江戸線六本木駅。六本木で働く人々が
普通に利用し、観光で六本木にいらっしゃる人もここを利用する。どこにでもある地下鉄の駅。しかし一番普通の駅と
異なる部分といえばそれは…、


この駅が東京で最も深い場所にある駅


という点だろう。
『大都会東京をタテに楽しむ』と題した今回のYAJIKITA企画に相応しい駅に、僕らは
きてしまったのだ。とは言うものの、別にこの駅は深い場所にある以外特別な駅というわけではない。
しかしその深さが尋常ぢゃないんだから。ちなみに丁度降りてきた駅付けのエレベーターが示す、
最下層の階数にはしっかりと『B7F』と表示されている。
B7F。

イギリスから出てきた新人バンドの名前では勿論無い。その昔『B52‘s』というバンドがいたが。

それはさておき。
モグラだったら何百年かかるんだという位深い場所に(というよりもし俺がモグラならば計画段階で頓挫している)、いまの東京を代表する駅の一つ『六本木駅』は存在する。

そして我々はこの東京一深い場所にある六本木駅を、今回はタテに楽しむ!どういうこと!?何する気なの!?
説明しよう!簡単に言うと、登るのだ。階段で…(う・うわぁ。

聞くところによると、六本木駅は地下42.3メートルの深さにあるという。
それがどんな深さかっちゅうと、B7Fなのだ(アパートにすると10階以上だろうか)。
六本木を職場とする沢山の人々の視線を受けながら、井門宗之とYAJIKITA一行はいよいよ
その一歩を歩み始めた。
階段の総段数は262段。ずんずん登りつめていく一行。
登りながら、レポートをしながら、着々と地上を目指す。
「俺の脚が競輪選手並だったら」とありもしない妄想に駆られた山で言ったら7合目。やはり日本全国どこにいたってYAJIKITAスタッフはやらかしてくれる。

ディレクターH氏が、こともあろうに機材の録音を忘れていたのだ…。

H「ごめ〜ん!30段目くらいからやり直して〜(笑)」
カメラマン「(笑)」

いや、「(笑)」ぢゃねぇよ。マジで(泣)
というわけでOAのネタバレをすると、あのレポートはテイク2なのです。
そりゃあ息も切れるわっ!足腰にくるわ。

やっとの思いで地上に出た我々を迎えてくれたのは、まさに抜けるような青空。
雲ひとつ無いブルースカイが目にまぶしい。ただし膝は既に産まれたての仔馬のようだ。
皆さんも東京に来た際は、是非都営地下鉄六本木駅を階段で登ってほしい。
きっと皆に自慢できるはず。ちなみに我々以外では、一人しか階段で登ってませんでしたが(苦笑)

さて、この深い東京深い一駅を登っている間に、井門には様々な疑問が生まれた。

Q.どうやってこの深さの駅に安定した空気を
送り込んでんのさ!?
Q.どうやって線路を入れたのさ!?
Q.工事にはどれくらいの時間がかかったのさ!? etc.

続いて我々が向かったのは、そんな疑問をぶつけても難なく解消してくれる場所!東京都庁である!

ただし都知事の石原さんに聞いても答えてくれなさそうなので(怒られそうなので)、向かった先は交通の専門、東京都交通局 建設工務部 保線課長 野村さんのもと。

東京に住んでいても、ほとんど行くことの無い東京都庁。
西新宿にド〜ント構えるこの庁舎は『第一庁舎』と『第二庁舎』に別れていて、交通局があるのが第二庁舎。
東京のランドマークとして、かなり遠くからでも視界に入れられるここは、とにかくデカイ。そして広い。

なので、みんなでちょっとだけ迷う。
そしてちょっこっとテレ笑い。

そんな我らを迎えてくれた野村さんは、とても親切なナイスガイ。


井「車両1両って一体いくらくらいなんですか?


という5歳児並な質問にも快く応じてくれた。やるぢゃん都庁!開けてるぢゃん行政!
いやいや、待てよ。後で僕らがいなくなった後で、


村上さん「あとであのバカの都民税30%上げとけっ!

とか言われていたらどうしよう…。(笑)
そんなことあるわけもないか。

ちなみに都営大江戸線は全部で38駅、昨年5周年を迎えた便利な路線!

井門もお勧めする<<代表的な駅>>をいくつか挙げましょうか。

●「もんじゃ焼き」の美味しい【月島】
●オシャレな街【汐留】
●土曜日には市場で遊ぼう【築地市場】
●国技で盛り上れ!【両国】
●東大はすぐソコ!【本郷三丁目】

もう、駅名を挙げているだけで思わず笑みがこぼれてくるようだ。
東京に遊びにきたら、この都営大江戸線を利用しない手はありませんぞよ皆様♪
さてさて「東京をタテに楽しむ」。ところ変わって場所は芝。
東京の抜ける様な青空を見上げていると、何故だか落ちそうな錯覚にとらわれて足が竦んでしまう。

しかしこれからYAJIKITA一行は、本当に足が竦んでしまう場所へと向かうことになるのだ。

東京という街は全国一の人口を誇る1229万人!しかしながら総面積は47都道府県で3番目という小ささ。
そりゃ土地代も高いわな…。と一人ボヤッキーになってみるものの、サイコロキャラメル並の大きさでも銀座の土地には
手の届かない僕にとっては、…どうでもいい話(涙)

そんな東京を今回はタテに楽しむのである。YAJIKITA 一行が目指すは東京で一番高いタワー、
東京タワー。(「ハイタワー!」と笑顔で答えた『ポリスアカデミー』ファンの皆さん、残念でした。)
さて、この東京タワーという日本人なら誰でも知っている名前、実は俗称だという事を皆さんご存知だろうか?
正式名称は「日本電波塔」。

東京のランドマークでありながら、本来の役割は半径100kmの地域をカヴァーする為の、通信アンテナを持つ電波塔なのだ!

スゴいんだ東京タワー!赤いんだ東京タワー!高いんだ東京タワー!あわわわわ…。
(あまりの凄さに井門が泡を吹いてしまった為、少々お待ちください。)
…し・失礼しました。

何はともあれ、偉大な建物「東京タワー」。しかも1958年誕生という大ベテランの電波塔であり、
その高さも333m(エッフェル塔よりも13m高い。ヴォンジュール)。

高いだけでは無い。

中には、ある意味有名なパラダイススポット「蝋人形館」に水族館、展望台にはオサレなカフェ「カフェ ラ・トゥール」、
お土産SHOPも最強の充実っぷりで、見所盛り沢山。

週末や祝日になると数多くの観光客のみならず、地元東京っ子達も訪れるというのは納得なのである。この日も地上150mの大展望台へ向かうエレベーターは大行列であった。
そんなお客さん達を尻目に、我々YAJIKITA一行は東京タワーにお勤めの五十嵐さんと合流。
笑顔の眩しいナイスガイだ。

我々の東京タワーの取材目的は、「自分の足でタワーを登ってみる」という事。150mの大展望台までを階段でひたすら登るのだ。そう、そこにタワーがあるから…。

まずはフットタウン屋上の「屋上遊園地」までエレベーターで移動すると「150M大展望直通階段」という看板と共に、上へ上へと向かっていく赤い階段が出迎えてくれる。

日・祝日や年間でも混雑する日にはオープンしているという「大展望直通階段」は、全て登りきるとその総段数がおよそ600段。赤い手すりがYAJIKITA一行を待っている。成人男性なら15分程で登る事が可能だというこの階段は、途中で泣きそうになったからってリタイアは出来ない。

寒風吹き荒ぶこの日の東京、階段だって吹きっさらしですわよ皆さん。寒いんだから。

僕も含めて男性3人、女性1人のYAJIKITA一行、心なしか顔が強張っている。それは風のせいなのか、緊張のせいなのか、
今となっては誰にも分からない。確かな事は、送り出してくれた東京タワーの五十嵐さんの笑顔が眩しかったってことだけだ。

最初の第一歩を踏み出した井門。ずんずん登っていく。無用なレポートは必要あるまい。
だって登るだけなんだから(笑)

しかしこの登るだけというのが厄介だ。疲労はすぐに足にくる。半分程登ったところだっただろうか、ディレクターのH氏が弱弱しく呟く。

H「井門く〜ん、一回休もうよ〜ぅ。

その声は季節外れの蚊の羽音並だ。
いやさ、もはや犬笛だ。

この一言で踊り場に身を委ねた我々は、この日の東京の天気が驚くほど良かった事に気付かされる。

井「ねぇ、あれ富士山ぢゃないですか!?」
スタッフ一同「うぉ〜〜〜〜!!!」
なんと、この東京タワーから100km離れた日本一の富士山がその姿を現しているではないか!!

東京はスモッグが多く、天気の良い早朝でもないと都心から富士山は拝めない。
それが昼を過ぎたこの時間に見る事が出来るなんて、奇跡なのである。一気にテンションが上がる井門宗之。

しかしそこではたと気付く。これだけ綺麗に遠くまで見る事が出来ているという事は、
それだけ高くまで上ってきたと言う事の表れではないか。そう思ってふと足元を覗いてみる。

………。

一気にテンションが下がる井門宗之。
何はともあれ出来るだけ下を見ないようにしながら上りきった大展望台までの道のり。
上では五十嵐さん(エレベーター使用のナイスガイ)が迎えてくれる。

五「どうでしたか?」
井「ハァ、ハァ、ハァ…
息を切らしながらも笑顔でサムズアップ)」

ただし、疲れている場合では無い。YAJIKITA一行はここからもうワンステージ上を目指すのだ。
ここから更に100メートル上の『特別展望台』へGO!!

ここはさすがに階段ではなくエレベーターで上るのだが、地上150メートルからも絶景なのに、
地上250メートルからは何が見えるんだろうか??

ドキドキしながら上昇っ!
時刻はまさに夕景の綺麗な時間帯。映画「ALWAYS 三丁目の夕日」を彷彿とさせる。

遠くの富士山、レインボーブリッジ、横浜、さらに近くでは六本木ヒルズ。
360度絶景の東京タワーに、井門も、夢見がちなYAJIKITAスタッフ達もうっとり。
誰もが胸の鼓動をリスナーに伝えたいと思っていたに違いない(無い無い)。

ここで沈み行く夕焼けを眺めながら、五十嵐さんにインタビュー。
様々な面白話を爽やかに語る五十嵐さん。
しかし、端々にエッフェル塔へのライバル意識が
見え隠れする。

五「高さはエッフェル塔よりも高いんです!」
五「総重量はエッフェル塔よりも軽いんです!」
五「エッフェル塔には負けていません!」

もうなんて言うかね、東京タワーの大ファンなの。
五十嵐さん。

こんなに東京タワーを愛する社員を抱える東京電波塔株式会社さんは幸せですっ!
ぜひ五十嵐さんを昇進させてあげて欲しいものだ(笑)
東京タワーとお別れのとき、入り口にいたオリジナルキャラクター:ノッポンと出会い撮影。


井「あっ、井門と申します。今日もお疲れ様です(ペコリ)
ノ「…(ペコリ)


ノッポンと大人の挨拶を交わした井門とYAJIKIA一行は、いよいよ最後の取材地:舞浜へ!
みなさんは勿論ご存知だと思う。
千葉県舞浜といえば、そう!夢と希望の王国「東京ディズニーリゾート」がある場所だ。

JR京葉線の走る海に面したこのスポットは、舞浜の他にも「葛西臨海公園」などがある、ラヴスポット!
恋人たちは夜な夜なラヴパレード!ヴ!コマンタレヴー。

中でも東京ディズニーリゾートは「東京ディズニーランド」「東京ディズニーシー」「イクスピアリ」
各種ホテルなどが立ち並ぶ楽しさのてんこ盛りゾーンなのである。
はっきり言って仕事で来たくない場所NO.1とも言えるここにYAJIKITA一行が訪れた理由は、これっ!
ヘリで東京周遊!!


今回の『東京をタテに楽しむ』の巻、最後はどこよりも高いとこに飛び立とう!という事で、
極端な企画で聞く人を飽きさせないYAJIKITA ON THE ROADはやりました。

番組初のヘリコプター取材を敢行したのです。

井門がアナウンサーになってやりたかった仕事の一つが、この【ヘリでレポート】。

プロペラの大轟音の中で、
いま私は、〜〜の上空にきております!!

コレ。

コレがやりたかったのです。
ついに入社以来の念願叶い、舞浜の駅から車で5分ほどのエクセル航空さんのヘリポートへ。
車中では井門以下、スタッフも不思議な盛り上がりをみせはじめる。
ヘリコプターは4人乗りと8人乗りの2タイプが揃うエクセル航空さん。
クリスマスシーズンの予約は2ヶ月前から埋ってしまうほどの人気ぶりなのだそうだ。

エクセル航空さんの建物のラウンジからは、東京ディズニーリゾートの夜景やら何やらで。
むちゃくちゃ良い雰囲気なのだ。

照明も落とされ、クリスマスソングバラードがBGMで流れる中、並んだソファにはカップル(いやさ、アベックと呼ばせてもらう)、アベックばかりだ!
と言うかアベックしかいない!

仕事で来ているYAJIKITA一行には猛毒の風景。
WHAM!のラストクリスマスに合わせて、肩を寄せ合う恋人達。

井「その曲は別れの曲ですよ〜。

と小声で言ってみる井門がそこに。

そうこうしているうちに、ヘリの準備が整ったとの知らせが舞い込んでくる。YAJIKITA一行はとりあえず実際に
飛び立つ前に、自分達が乗る型と同じヘリが飛び立つ現場に立ち会う事になった。

ヘリの格納庫を抜けると目の前には予想以上に大きなヘリが待ち構えている。
白と青を基調にしたヘリコプターは今か今かとエンジン始動の瞬間を待ち構えているわけだが、
一体どのくらいの衝撃がヘリの近くで起こるか分からない。

恐る恐る近づいてokギリギリの
場所までディレクターH氏と近付いた刹那!!
プロペラが回り始め、徐々に勢いを増したヘリが
ふわっと浮き上がるではないか!

しかもその風圧の凄まじいこと。ご多聞に漏れず、後ろへよろける井門(28歳)。エクセル航空の人にぶつかりながら、


井「うわ〜!!うわ〜!!」
と感嘆詞しか発する事が出来ないアナウンサー。
点数で言えば10点もあげられない。

こんな事じゃイカンと一念発起し、YAJIKITAチームはいよいよヘリに乗り込んだ!
ヘリコプターの中は4人横並びに座るスタイルで、狭くは無く快適そのものだ。

パイロットの土屋さんに命を預けた我々は、プロペラの轟音響く中、ついにテイクオフ!!!
いままで体験した事の無い、ふわっとした浮遊感に包まれながら、そのまま舞浜上空へゆっくりと吸い込まれていく。
眼下には東京ディズニーリゾート、そしてあっという間にお台場上空だ。

このクルージングは舞浜を飛び立ち、銀座を回る、東京周遊およそ15分のフライト。最高高度800メートル、見下ろす
東京は車のテールランプの川。
東京が一瞬にして光の海になる。

そして、今まで見てきた東京とは違う顔を見せてくれる。
あんなに必死で登った東京タワーも遥か下なのだ。

ただ、ただ大感動のフライトはあっという間に終了し、YAJIKITA【東京をタテに楽しむ】取材は幕を閉じた。
大都会東京は常に表情を変える。
それは猫の目のようにコロコロと。

足を踏まれても誰に文句を言えば良いのかわからない、混雑した街。
昨日まであったお店が、次の日には無くなってしまうこともある。


東京。


しかし下町に行けば、夕方には「夕焼け小焼け」が流れ、路地裏では名残惜しそうに家路につく子供達の姿もある。


それも東京。


変わりゆく東京。変わらない東京。


さぁ、最後だ!大きな声で叫んでみよう。



これだから東京はやめられない!!