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遠野のカッパ伝説と民話を旅する編

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晴れ男を名乗るスタッフのおかげで?天候に恵まれた今回の旅。

前回の宮沢賢治の世界を追う旅に続き、今度は、岩手県遠野市へと。
柳田國男が集めた民話集『遠野物語』の世界に触れる旅に行ってきました。

なんと遠野には、カッパ捕獲許可証なるものがあるというので、

「カッパを捕まえ一躍有名人になれるかも!」

なんて、野心もちょっと抱きつつ、いざ遠野へ!
これが遠野観光協会で発行して頂いた
「カッパ捕獲許可証」。
運転免許証みたいなデザイン。

裏面にはカッパを捕獲する上での注意事項が
書かれています。

よく見ると更新の認定印は、きゅうりになっています。
資格は1年に1回更新。
更新するごとにきゅうりが増えていくんですね。

かわいい・・っ!
カッパが居ると言われている「カッパ淵」にてカッパ捕獲名人の運満治男さんを発見!
運満さんはカッパを守る、「守っと」(まぶりっと)でもあるそうです。

それにしてもさすが名人。捕獲許可証の大きさが全然違う!おまけに更新要らずの、永久ライセンス!
う、うらやましい…。

でも、名人もまだカッパを捕獲されてないそうです。
これはチャンス?!

早速カッパ捕獲に挑戦。
えさ(?)は勿論新鮮で美味しそうなきゅうり。竹の竿に麻の紐をくくりつけたもの。趣があります。

不思議な釣りの絵ですが、なんだか本当にカッパが気持ちよく泳いでいそうな緩やかな流れの小川…。
いるだけで心が和みます。

こつはきゅうりを全部水につけないとのことなのですが、待てども待てども ……釣れない……。

やはり邪心があると、会えないものなのでしょうか…。
無念です。

カッパでセレブになる夢は諦めて、
遠野物語にまつわる場所を巡るべく“オシラサマ”が祀られているという「伝承園」へ。

ここには国の重要文化財に指定されている
最も古い時期の南部曲り家を移築した建物と、
柳田國男に民話を教えた佐々木喜善の記念館があります。
写真に写っているのは曲り家。

奥の突き出た部分が馬舎になっています。
昔、馬は生活に欠かせない貴重な存在だったので、
盗難防止のため住居にくっつけたそうです。

私も愛車(バイク)を家の中におきたいと思っているので、このアイデアには共感。
曲り家の奥、2〜3畳程のスペースの「御蚕神堂」に
1000体のオシラサマが展示されてます。

急に異世界に連れて行かれたような不思議な空間…。
圧倒されてしまいました。

このおしら人形は農業、馬、蚕の神様として信仰されているそうで、入園するとおしらさま着布を体験できます。

今回はこの旅の安全を祈りつつ着布。

「とおの昔話村」にて語り部さんの語る民話を拝聴。

方言もあるので聞き取れるか不安だったのですが、穏やかな波のようなリズムで語られ、民話の世界にすっと入り込めました。
写真に写っているかわいらしいおばあさまが、語り部の鈴木ワキさん。
「とおの昔話」では、柳田國男や日本民俗学の発展に
携わった人達の研究の実績、
遠野の風土や文化も紹介しています。

写真に写っているのは
柳田國男が民俗学調査のため滞在していた、
「柳扇宿(旧高善旅館)」という旅籠屋の部屋です。

明治から大正初期の状態に再現されたものだそうですが、今見ても広くて立派な部屋。
当時でも大変高価な宿だったんだろうなぁ。

2階にある部屋からは外が眺められます。

町の人々が行き来する姿を見つつ
柳田國男は遠野物語を執筆していたのでしょうか…。
かなり急な山道を登ること15分程。
弁慶が積み上げたといわれている「続石」に到着。

確かに偶然に出来たものとは思えないほどの
バランスを保った石達。

その大きさったら…。
私と比べると一目瞭然。
下にいるといつ落ちてくるのだろうと不安になってしまうほどの巨大石。

この「続石」、弁慶が持ち上げたという説以外にも太古の墓石か巨石文化の遺構など諸説あるそうですが
もし弁慶が持ち上げたのだとしたら、彼の筋肉トレーニングって大変ハードですね…。
昔から名前だけは聞いたことのあるカッパの存在や、おとぎ話の中でしか存在しないと思っていたものたちが、
なぜかこの街ではリアルなものに思えてしまうのが、遠野の魅力。

不思議な気持ちになる旅となりました。

岩手って奥が深いっ!
 
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