旅日記 : ヤジキタ担当ディレクターのひとり 真かべけんじ

YAJIKITA LEGEND 〜日本の懐かしさに出会う旅〜

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日本全国、各地にお邪魔している「YAJIKITA ON THE ROAD」。
年末は“伝説の旅”を振り返る【YAJIKITA LEGEND】。

今回は、『日本の懐かしさに出会う旅』というテーマでまとめてみました。

今回ご紹介するのは、日本のお祭りから、青森・黒石よされ、富山・おわら風の盆。
貴重なお話が聞けた取材として、神に近い人、沖縄・ユタと青森・イタコ。
民謡からは鹿児島・奄美の民謡と青森・津軽民謡を。そして岩手からかっぱ伝説、宮沢賢治にふれる旅。
そして建替え間近の兵庫・餘部鉄橋が登場します。

日本の伝統や文化、日本人の心の奥に大事にしてきたものとは何なのか振り返ってみたいと思います。

青森・黒石よされ

黒石よされは、青森県津軽地方の城下町、黒石で毎年8月15・16日に行われるお祭り。
徳島県の阿波踊り、岐阜県の郡上踊りと並んで日本三大流し踊りのひとつといわれています。

旅人は小川もこさんと青森出身の今泉清保さん。
もこさんは何度もこのお祭りに参加されているだけあって、踊りも手馴れたもの。街の人たちともすっかり顔なじみの様子。

今回は「ビクター民謡・舞踏連盟」が踊りに参加するというので、YAJIKITAも密着して練習から本番までを追いました。
またお祭りで印象的だったのは地元の若者達が積極的にグループを組んで参加していたこと。

       

富山・おわら風の盆

毎年9月1〜3日に富山県は越中八尾で行われるお祭り。
今回はFMとやまアナウンサー田島悠紀子さんと小川もこさんの女ふたり旅。

この「おわら風の盆」は提灯やボンボリの薄明かりを頼りに朝まで静々と踊り明かされる妖艶なお祭りです。

このお祭りを全国的に有名にしたのは作家・高橋治さんの「風の盆恋歌」という小説。
夜になるとぐっと肌寒くなる八尾の小さな街に全国から観光客が集まっていました。

       

沖縄のユタと青森のイタコ

旅人はシンガーソングライターの普天間かおりさんと今泉清保さん。

沖縄と青森で、この遠く離れたふたつの場所であの世とこの世をつなぐ役目を果たしている方々を訪ねました。
沖縄のユタと言われる人と青森のイタコです。神様にもっとも近い方々なのでしょうか。

沖縄のユタ。沖縄・奄美地方で古くから存在する民間信仰のシャーマン的な役割をする人のこと。
玉那覇有安先生にユタの歴史と沖縄の祖先崇拝について伺いました。

今泉さんが訪ねたのは青森でイタコの仕事をされている平田アサさん。
高年齢化がすすみ、どんどんイタコも少なくなってきているようです。貴重なお話を伺うことができました。

大事なこと。そしてどちらにも共通すること。
それは、こういう能力者たちを頼りとする人々の、 自然とかみえないものに対する畏敬の念と家族や家を思いやる気持ち。

       

奄美・島唄の旅

FM鹿児島・中村香さんが訪ねた鹿児島県・奄美。

生の島歌を間近で体験できる居酒屋「かずみ」では郷土料理を味わっているといつの間にか島唄の演奏が始まりました。
1曲あれば一晩中唄っていられるといいます。もともとは日常の生活を歌った即興だとか。

ライブハウス「アシビ」では多くの歌手が集まってくれました。後輩の指導に熱心な坪内豊さんは、
後輩に島唄の心を伝えたいといいます。

島唄の特徴は「島口」で歌い、特に奄美では裏声を使うこと。昔から奄美大島は女性を大事にする島。
裏声を使って女性に合わせていくのです。

       

津軽民謡の旅

ついつい津軽三味線の響きばかりに注目が集まってしまいますが、もともとは唄の伴奏に徹していたものだったそうです。

本来、津軽民謡は、唄、手踊り、三味線の三つの要素が合わさって成立するものなのです。
青森出身の今泉清保さんが津軽民謡の歴史、特徴をもとめ旅をしました。

なぜ津軽三味線は造りも音も大きいのでしょうか?
それは演奏会の時に、遠くまで音を届かせることができるようにだったのです。


       

奄美大島(鹿児島)

多くの伝説や民話の残る岩手県遠野をタレントのAKIさんが訪ねました。

かっぱ伝説の残る「かっぱ淵」にかっぱ釣りに出かけたのですが、そこでは「かっぱ釣り名人」の運萬治男さんと出会い、
かっぱ釣りを伝授してもらうことに。
「かっぱ」を代表するさまざまな伝説や民話とは代々伝えられてきた教訓のようなものとしてずっと行き続けてきたのですね。
ちなみに遠野駅前にある遠野観光協会で、「カッパ捕獲許可証」を発行してもらえます。

さらに花巻を中心に宮沢賢治の世界も旅しました。明治29年に生まれ、37歳という短い人生だった宮沢賢治。
賢治の小説の舞台になった土地を朗読とともに訪ねました。

北上川と瀬川が合流するあたりの岩肌はまるでドーバー海峡のそれに似ていたところから命名された「イギリス海岸」や、
銀河鉄道が空へとびたつイメージになった場所ではないかといわれるJR釜石線・宮守駅そばの「めがね橋」。

そして今も熊がしずかに暮らし続ける「大空滝」を望む山深いところまで向かいました。
その土地にたってあらためて賢治の世界に触れると、そのとき賢治が感じた世界を体験できたような気分になりました。


       

兵庫県・餘部

1912年に完成した山陰本線餘部地区にある「餘部鉄橋」。
地上41m、長さ310mという日本を代表する巨大な鉄橋ですが、もうすぐ建替えられることになっています。

この鉄橋からみる景色の素晴らしさ。
鉄橋と暮す人々の思いをYAJIKITAのJFNアナウンサー井門宗之さんが訪れました。

餘部駅ができたのは、1959年のこと。
今でもふもとの集落から駅までは山道を登り降りしなければならないというなかなか厳しい環境にあるのですが、
駅ができるまでは人々は鉄橋を歩いてとなり町の駅まで歩いていたそうです。

そんな人々の暮らしとともにあった鉄橋、もうすぐ使用されなくなってしまいますが、
その保存を願う地元の願いはどういう形で届くのでしょうか。

 
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