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旅日記 : 岡山エフエム DJ 牛嶋俊明

岡山・倉敷うまいもん食べ巡り。

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FM岡山の牛嶋俊明です。2週目のレポートは“食”です。
倉敷美観地区での食べ歩き、そして、下津井漁港でタコなどの海産物、備前市日生町のカキオコを紹介します。

今回も前回に続いて三宅商店店主の辻信行さんとととに巡りました。ではまず、倉敷美観地区の食べ歩きから紹介しましょう。

地元民として何度も訪れている美観地区。
ただ食べるだけではつまらないので、『1000円でお腹いっぱいになれるかどうか?』を試してみる事にしました。

『えっ?1000円で?』と思われるでしょうが、倉敷美観地区にはレストラン、食堂、料亭などの他に、
100円前後の値段で食べられる出店感覚のお店もたくさんあるんです。

まずは、美観地区の玄関口にある『橘香堂』に行きました。 『橘香堂』は倉敷銘菓『元祖むらすずめ』を販売しています。
倉敷のお土産の代表格としてもお馴染みですが、明治10年から伝統の風味を今に伝え続けています。

なぜ、むらすずめ?かと言うと…江戸時代、天領だった倉敷は備中米の集産地でした。
稲穂に群がる羽をひろげた「すずめ」から、群がるすずめ‥「むらすずめ」と、郷土の先覚者林孚一翁によって
名付けられたのが品名の由来です。

片手で握れるほど小さく、菅笠のようなカタチをしていますが、ひとつひとつ真心をこめて手作りしています。
ここでは1個105円から販売していたので早速購入。男2人で1個を分け合うというなんとも怪しい雰囲気ではありましたが、
さすが倉敷銘菓!中に入っている餡子がメチャクチャ甘くて美味しかったです。

何度も食べた菓子ではありますが、何度食べても美味しい!を実感出来るから嬉しいです。

なお、お店の横には自分でむらすずめを作れる実演コーナーがあります。大好評で行列が出来ていましたが、
3個作れて500円。出来上がった後は、喫茶コーナーで食べる事が出来ます。是非、挑戦してみてはいかがでしょうか?

最後は橘香堂社長の吉本豪之さんとパシャリ。素敵な笑顔です。今回は特別に?無料で実演をさせて頂きましたが、
写真のむらすずめは、プロが作ったものと牛嶋が作ったものです。
どちらが牛嶋の作ったむらすずめでしょうか?一目瞭然かな?
さて、むらすずめで105円使いました。1000円−105円で、残り895円です。

次は倉敷川沿いに歩くと目に飛びこんでくる『豆吉本舗』に入りました。
倉敷美観地区の中橋すぐ近くの『旅館くらしき』の土産店として昨年夏にオープンしたばかりで、店内は豆だらけ!
びっくりするくらい種類が多く、しかも試食ができるんです。

『何を食べようかなぁ〜』と迷っていると、『どうぞ、食べて下さ〜い。食べないと分からないですからね〜』と店員さん。
良い店だ(笑)。次から次へと薦めてくれるので、試食に燃えてしまったのは言うまでもありません。

梅干、抹茶、いわしや海老、竹炭に黒ゴマ豆腐などなど・・・どれも美味しい豆ばかり。
ちゃんと味を確認してから買えるので失敗もなし!おみやげやプレゼントにも最適だし、自分のおやつにも最高!
手ごろな値段なのも嬉しい!たくさん食べても、不思議としつこさもなくて、むしろ食べ過ぎてしまうほどでした。

とにかくここはオススメ!という事で、『豆吉本舗』は試食で終了!
『買わずに試食なんて失礼な奴らだ!』と思われるでしょうが、ちゃんとお土産用にたんまり買いましたよ〜。
ちなみに人気のある豆は梅干、抹茶、甘納豆との事。カレーも美味しかったなぁ〜。
次は倉敷のヘソと呼んでも差しつかえのない旧向市場町に移動しました。
現在はおみやげ店が多数並んでいますが、昭和30年代までは職人さん達が数多く住む街でした。

そんな中で次は良い匂いがする『ヤマウ蒲鉾』にお邪魔しました。店の前にある暖簾には“創業明治45年”の文字。
とっても歴史があるんです。

メニューは、やき板、特上板、鮮魚かすてら、伊達巻き、名月などなど。
大量生産をしていないので種類こそ少ないですが、そんな中、出来たての『やき板』を頂きました。

創業以来変わらぬ手法で作り続けている主力商品で、薄い杉の板に生身をつけて、蒸さずにそのまま直火で焼き抜く
焼き蒲鉾です。板が薄いことから地元では“うす板”の名称で親しまれています。

天然塩を使い、表面に一枚、一枚“みりん”を刷毛で塗って焼いている姿勢には、『良い仕事をしている!』と感じさせます。
お店の奥さん曰く、『二つに割った焼板をカップルがかじりながら歩く姿をよく見る』との事です。

この店のすぐ近くを流れる倉敷川はもともと運河で、倉敷紡績(現在のアイビースクエア)に原材料の綿を運搬する
舟の往来で大変賑わっていたそうです。そうした中で数軒の魚市場が開市されていたそうで、市場に集まる魚屋、
仕出し料理屋さんに蒲鉾を供給するため、店を開いたそうです。

『ヤマウ蒲鉾』で、やき板(220円)とごぼう巻き(85円)を頂いて、895円−305円で残りは590円です。

次はその通り沿いにある倉敷の手焼せんべい店でせんべいを食べる事にしました。
1個づつ焼いて売るお店で、カウンターには色とりどりのせんべいがずらりと並んでいます。
焼き鳥に見える濡れせんべいもありました。

その中から”ゆずせんべい”を選びましたが、焼き立てでまだ温かくて硬さもちょうど良く、味も香りも良し!
ゆずの風味もたまりませんでした。1枚135円で、590円−135円で残りは455円です。

次は『倉敷多賀屋のだんご』です。
普通の団子に醤油をぬっただけのシンプルなだんごで、値段は70円。いつものように『1本!』と注文すると、
『牛嶋さん、70円なんだから1本っていうのはやめましょうよ』と辻さん。確かにその通り(笑)で、ここでは2本注文。

醤油は、特に甘く味付けをしているわけでもなく、本当の醤油味。醤油を塗ってから、もう一度焼いてあるので
香ばしいくてとっても美味しいのです。455円−140円で、残りは315円。

その後、倉敷えびす通り商店街に移動して、倉敷名物『えびすまんじゅう』へ。
1個65円を2個注文ましたが、外はパリっと、中は餡子いっぱいの甘い味に我々も知らず知らずのうちに
笑顔になっていました。

305円−130円で残りは175円。こうして食べ歩きは終了したのでした。

美観地区にはいろんなお店がたくさんありますが、歩きながらの気軽な食べ方もいいのでは?
美観地区での食べ歩きを終えて、
今度は明石にも負けない美味しさの下津井のタコを求めて倉敷市の下津井港に行きました。

「下津井港はヨー、入りよて出よてヨー、まともまきよて、まぎりよてヨー」と唄われる下津井港は、
岡山藩家老池田氏3万2000石の城下町です。備前の要港であり、幕末には岡山藩は主台場3カ所、
伏台場10カ所を築いて異国船の襲来に備えたと言います。

明治になって港は衰えたが、漁業は盛んで、チヌ、タコ、メバル、など新鮮な魚が水揚げされています。
町には魚の臭いが漂い、この季節は干しダコが揺れています。料理屋もいくつかあり、特にタコの刺身は天下一品です。
下津井は瀬戸内海の中でも特に潮流の速い事でもお馴染みで、ここで育ったタコは、
身が引き締まっており独特の歯ごたえです。
『メバル食べる?』。

着いて取材を開始するなり、倉敷市下津井にある亀林魚市場の国陶宏社長はそう尋ねて、
メバルのうろこを丁寧に取り始めました。なんと!捕れたばかりのメバルの煮付けやタコを食べさせてくれると言うのです。
その言葉にわれわれスタッフは思わずニンマリ!
市場にはタコ、メバル、ニシガイ、ワタリガニ、地元ではべいすけ≠ニ呼ばれる太いアナゴなど旬の魚が
次々と運ばれていました。季節の風物詩≠ナあるタコの日干し作りや出荷など、市場の方の流れ作業にはほれぼれ。

そして、『さぁ、食べよう!』と2階の台所に案内してもらいました。
テーブルにはさっきまで生きていたメバルの煮付けとタコの天ぷら、サザエとニシガイの刺し身、
そしてべいすけ%りの澄まし汁も…。

『いただきま〜す!』。
食べた瞬間、あまりのプリプリ感とその風味のすばらしさに、しばらく絶句…。
特にメバルは身がはじけて花が咲いたようになっていて、旬、新鮮という言葉以上のものでした。

正月三が日以外は、三百六十二日市場に出ているという国陶社長。
われわれがいつも生きのよい魚を食べられるのも、社長が休まずに瀬戸内の海と食卓とをつないでくれているからです。
感謝!
続いては車を1時間半東に走らせて瀬戸内海沿岸にある備前市日生町に移動。
今度はこの時期の人気メニューカキオコ≠紹介しましょう。

カキオコは牡蠣入りのお好み焼きの事です。しかし、単なる牡蠣入りという訳ではありません。
素材も焼き方もこだわりの逸品なんです。

日生町には数10店のお好み焼き店がありますが、お邪魔したのは牛嶋の行き付けの店“お好み焼きもりした”。
店主の森下勝義さんは趣味でお好み焼きを研究するうちにプロになったそうで、 今は週末には行列が出来るほどの
人気店になりました。やはりこの日も行列が出来ていて、我々スタッフもしっかり並びました。
並ぶ事1時間半。ようやく席につく事が出来ました。
注文したのはカキオコの大盛り。店主の森下さんが自ら目の前で焼いてくれましたが、
山盛りの千切りキャベツにトロトロの生地をサッと混ぜて、パァーッと鉄板に広げて焼きます。

びっくりするのは牡蠣が大量に入っている事。大盛りなのでいつもより多く入っているだろうと思いましたが、
なんと!10個入り。火を通しているのに縮まないのには驚き!
その理由は、今日獲れたばかりの牡蠣を使っているので縮まないらしいとの事。さすが日生の牡蠣!

ちなみに焼いたらすぐ小さくなるカキは、搬送中に余分な水分を吸収するとの事です。新鮮さに敵うものはありませんね。

いよいよ完成!
『いただきま〜す』一口食べただけで口の中にカキのエキスがぱーっと広がってきました。
その美味しさに誰もが絶句することでしょう。そして顔が知らず知らずのうちにほころんできます。
汗を流しながら焼く森下さんの笑顔もとても素敵でした。

日生のカキオコは3月下旬まで楽しめます。是非、あなたも日生へどうぞ。

以上、食べ歩きの旅でした。

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