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旅人 : 大松彰

横濱に2度目のお正月がやってきた

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「春節」。中国でも最も重要なイベントとなります旧正月です。
話には聞いていたもののいったいどうやってお祝いするのでしょうか!?
横浜中華街に潜入して食べて…見て参りました!!

今年の旧正月は2月7日です。毎年暦の関係で日にちはずれるとか…さすがに長い歴史ほこる中国。
このあたりに重要性の説得力を感じてしまう大松でした。

まず旧正月最初のイベントはやはりカウントダウン。中華街のなかでもそのイベントの中心となるのが関帝廟です。
関帝廟ときいて「おお」と思われた方は三国志ファンですね! そうですあの関羽(と呼びつけにしてはいけません。

神様ですから皆様は関帝聖君とお呼びします。)を祀ってあるのです。残念ながらのみぞれ交じりの中、
気持ち的には関帝廟は頭の中では紫禁城的に参道があって広い中庭をぬけていくような感じと思っていましたが、
意外な衝撃が…関帝廟いきなり道路のすぐそばにその美しい神殿があらわれたのです!!

みぞれ交じりがかえって幻想的な雰囲気を醸し出し、まさに神殿。赤と金を中心に屋根にはしゃちほこではなく龍が空に向い、いまにも飛んで行きそうです。夜に中華街を訪れてライトアップされた関帝廟をぜひごらんください。

さてイベントのカウントダウンですが、何やら雨のため中止になりそうとか….
え〜そんなあと涙目になりながら理事の謝成發(しゃせいはつ)さんにインタビュー。

なんでもこちらの関帝廟には関羽様はじめ5体の神様が祀ってあっていろいろなご利益があるとか。
特に関羽様は商売繁盛ということで大松、涙もすっかりひいて有頂天。
お参りの仕方もしっかりお聞きし実際に神殿に進みました。



買ったお線香に火を付けさせて貰って…


お参りします

神殿内も豪華絢爛、天井では鳳凰が宝玉を持つ絵がびっしりと、思わずうっとり。
そして神殿中央には赤い顔の関羽様が長いひげに片手を添えて座っていらっしゃいます。
別に悪いことをしているわけではありませんが、つい「ははーっ」と白洲での悪代官のように頭を下げてしまいました。
それだけ迫力があります。え〜とまずは座って、住所と電話番号と名前を言うと、
それで…頭を(きょろきょろあたりをみまわす大松)三回地面につけるぐらいさげると…これでOKかな。よしよし。できた。
と満足げに神殿からでてきたところで大事なことを忘れたことに気付きました。何もお願いしてにゃい! 
あわわどうしようと言っている間にスピーカーから聞きなれた声が、「カウントダウンを行います!」あ、謝さんだ! 
おおカウントダウンするみたいです。しかももうカウント始まっている! 「5,4,3,2,1」記憶はそこまで急に頭が真っ白。
なぜ記憶が飛んだかというと爆竹です。すさまじい音のため完全に感覚が麻痺してしましました。

大興奮のカウントダウンが終わり、もしかしたら獅子舞も見れるかなと思いきや残念ながらこちらは雨で中止となりました。
ただ「採青」(さいちん)と呼ばれるイベントでお昼間に見られるということで、おとなしく就寝いたしました。



お正月を迎えた、まさにその瞬間。
爆竹の真っ白な煙が暗闇に広がります。

さあ行ってみれば正月の朝でございます。そんな静かな朝に押し掛けましたのが中華街でも老舗の「三和楼」さん。
そちらの王忠福(おうただふく)さんは横濱中華街発展会協同組合の常務理事もされています。
「あけましておめでとうございます」のあいさつを皮切りに中華街のことや春節についてお話をおききしました。
その中で結構驚いたのが中華街のお店の数。600以上あるお店で料理店は230くらいとか。
「もっと沢山あるかと思いました〜!」と言った所、王さんは笑って「でも、この大きさで200以上あるのもすごいことですよ」と。
「あ、そうですよね」と大松。確かに単純に考えたらすごい数です。また春節で気になっていることも聞いてみました。



王さんと一緒に。

「お、お年玉は二回貰えたりしますか!?」「貰ってるみたいですよ。」 す、すばらしい中国! 
王さん苦笑いしながら「金額は割る2みたいですよ。」大松納得。
その後、料理の話も盛り上がったということで三和楼さんの春節限定コースをいただかせてもらいました。
いわゆる中国のお節料理ですね〜。スタッフぼそっと「正月から中華料理っていいなあ」いやいや中国ですから….。
限定コース、一見シンプルなのですが味わいは
「ま、まさに味のデパー…..」パクリはやめましょう。っていうぐらい味付けの深みとバラエティさにびっくり! 
いくら食べてもあきない! 特においしかったのが芝海老です。
ぷりっぷりの海老が歯ごたえもさることながら、味が伊勢海老なんです!



春節限定コース。そのメニューとは…、
「上海式クラゲと中国ハムの冷菜」
「カニ肉と豆腐のスープ」
「ロンジン茶と芝エビの香り炒め」
「上海もちと青菜の炒め」
「チャーハン」
「中華あん入り白玉のデザート」
これで、2008年だけに2008円!


春節限定コースに目を丸くする私。

大興奮の中、最後にデザート。
実はデザートのおもちが非常に福を呼ぶということで縁起をかついでお正月に食べられるそうなんです。
おもちの中にはあんこが! 逆おしるこでしょうか!?(実は今回三食中華を食べましたが、
どんどんおなかに入るし飽きなかったです。おそるべし中華街!)



「横浜大世界」の入口


その上を見上げると、こんな感じ

さておなかも満たされたということで次はお遊び! 中華街にはうってつけの場所があります。それは横浜大世界です!
8階(楼といいます)建てのビルにはお土産はもちろん、カフェ、そして京劇がみられる劇場まであります。
スタッフは好き勝手に見回ってほとんど取材にならない(怒)。かくいう私が一番ふらふらしてましたが。
さてここでいきなり横浜大世界、大松お勧めお土産、トップ3! 第三位 だんぱ! 
パンダの色が反転したものらしいですが、戦隊を組んでいるものなどバリエーションは豊富です。



館内にはパンダグッズがいっぱい


ゴレンジャーならぬゴパンダーの貯金箱。
グレーのパンダは悪者!


パンダと私


だんぱと私

第二位 縁起グッズ! なかでもよく中国のおうちで見かけられるひし形に「福」の文字が書かれているものがいいですね。
逆さに貼ってある家があって、間違っても「逆さだ!」なんて言わないでください。あれが正解だそうですよ。
逆さだと福が来てくれるそうです。



「横浜大世界」の青木裕介さんと一緒に。


館内で行われていた「中国検定クイズ」のヒントを
こっそり教えてくれる老子。

さてさて第一位は…じゃかじゃかじゃか、じゃん! 思い出です! 横浜大世界では京劇が見れたり、コスプレできたり、
今回は春節限定のクイズに私は挑戦しましたがイベントがもりだくさん。みんなで来てわいわい騒いで、
思い出いっぱい作っちゃってください!



横濱中華街には10の門がある。こちらは「善隣門」。

さて私はスタッフとすてきな思い出を作ったあと(いやみたらしく)、まちにまった「採青」(さいちん)へ。
「採青」は獅子舞が青菜を採るということらしいのですが、実は漢民族が清を倒すという意味合いもあるとか。う〜ん深いです。その「採青」を観る前に獅子舞に入る方にインタビュー。横浜中華学校校友会国術団団長の森甚太(もりじんた)さん曰く、
中国獅子舞の魅力は「動き」だとか。そのためかなりの練習を積んでいるらしいです。「腕立てとか、筋トレ?」ときくと、
「いえ舞っているだけで筋肉がつくので、筋トレなどで無駄な筋肉はつけない」のだとか。おお、か、かっちょいい。



森さんと一緒に。

さっそくいっしに森さんの舞を見ることに….と考えていたのですが、いや〜獅子舞人気はすごく
国術団のみなさんの周りにはあっという間に人だかり。何体か獅子舞は出るのですが、
それぞれに人がくっついていき民族大移動な感じです。「採青」は獅子舞がそれぞれお店の前でまず少し踊り、
そのあとお店の中に入りひとしきり舞ったあとお店の天井からぶら下がっているご祝儀をとるといった流れになっています。
さあ午後4時になったと同時に激しい爆竹が鳴らされ二人の若者がさっそうと獅子舞をお店の前でかぶります。
多くの方が赤ら顔に唐草模様のボディの獅子舞を思い浮かべたかと思いますが、目の前にいるのは全く別物。
ボディはスカイブルーのスパンコールに黄色の毛をまとい、耳はくりくり動く、
まぶたもぱちぱち動く愛嬌たっぷりの豪かな獅子舞がそこにいました。
日本の獅子舞に似ているのは顔が大きいことと人が二人入ることぐらいでしょうか。



お店の前で舞う獅子舞。


店内に入ってご主人の頭を噛む。
獅子に噛まれると一年間病気知らずと言われている。


店内の高い所に貼られたおひねり。


獅子は頑張って伸びをして、そのおひねりを頂く。

さらに特徴と言っていた「動き」は….まさに雑技団。肩にのったり回ったりお店の二階にも届きそう。間に耳くりくり、
まぶたぱちぱち。確かに踊っているだけで筋肉つきます。「私もやらせてもらっていいかな」なんて言わなくてよかった…。
そして森さんの舞はさらにすばらしく、水色の獅子が生きているかのよう。中華街が水滸伝の舞台となっていました。



こんなに高く伸びる。とってもアクロバティック!


ホテルにだってやって来る。


ホテルのロビーでも舞う。天井にはおひねりが!

年に一回の重要なイベント春節。大変に盛り上がっていましたが、この盛り上がりはとどまることを知らず、
さらに来年の春節まで続くのではないかと思います。そのバイタリティこそが中華街の面白さなんでしょうね。
一年中楽しめる中華街、イベントのときはより一層楽しめちゃいます、ぜひおこしください!
(って中華街の人になってる)いや〜ほんとにおいし….おもしろかった!

 

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