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旅人 : 工藤彰乃

本州最北端!下北半島の海の幸を味わう!

     
 

青森県内をさらに北に進み、下北半島へ行ってきました。
今回のテーマは「本州最北端!下北半島の海の幸を味わう!!
本当に、大満足のいろんな意味でおいしい旅でしたよ。

まず訪れたのは、東通村にあるそば処「田や」さん。この辺りは夏でも比較的涼しいこともあり、
昔からお米よりもそばの栽培が盛んだったそうです。そのため、お祝いごとがあるときや何かイベントがあるときは、
必ずそばを食べるという風習がある土地で、
地元でとれたそばのみを使った十割そば「東通りそば」をいただくことができます。

十割と聞くと、ちょっとポロポロしてしまう短いそばのイメージがあったのですが、長くてしっかりしていて、
心地よい歯ざわりと喉越しがあり、挽いたばかりのそばの香りが口の中に広がって、本当においしかったです。
定食でいただくと、そばの他に地元でとれた野菜の天ぷらや雑穀ごはん、
それにブルーベリーのゼリーまでセットになっていて大満足のボリュームです。


そして…下北半島といえば、やはり海ですよね。
海に近いところでは新鮮な海の幸がビックリするお値段で味わうことが出来ます。


佐井村にある「ぬいどう食堂」さんでは、驚きのウニ丼が待っていました。なんと!!ごはんが見えないくらい、
というより、ごはんと1:1と言えるほどのウニの量!なんと贅沢な丼でしょう。しかも、このウニ丼の他にお刺身や魚の煮付け、小鉢と味噌汁がついて1500円で食べられるというのですから、さらに驚きです。

豪快にウニをほお張ることの出来る丼は、今までに食べたことのない幸せな丼でした。
新鮮なウニが口の中でとろけて甘い香りが…。ごちそうさま、というより、ありがとうございます、とお礼を言いたくなる丼でした。
もうひとつ、おすすめの丼が歌舞伎丼。
旬のモノが一度に何種類も味わえる丼で、イカ、アワビ、ウニ、イクラがたっぷりとのっています。これまた贅沢ですよねぇ。

遠くからもリピーターが訪れるというのが分かります。足を運びたくなる丼、それに、足を運びたくなる人柄のおかみさん。
初めて会ったのに、ただいまと言いたくなるお店です。「ウニがとれる量によって、出来る丼の数が少ないときもあるので、
事前に電話で問い合わせをしてもらえるといいですよ。」という心遣いも嬉しいですね。

そのおかみさんのお言葉に甘えて、ウニの殻むきを体験させていただきました。
ウニを持つのも初体験の私は、痛いのかとおそるおそる持ってみました。思ったよりもチクチクした感じはなかったのですが、
教えていただいたようには扱えず、簡単なハズがうまく出来ませんでした。とはいえ、貴重な経験をありがとうございました。


丼といえば、下風呂の「あさの食堂」さん。私がいただいた「うに、あわび丼」、おいしかったです。
こんな嬉しい組み合わせの丼が2500円で食べられるなんて、本当に来てよかった〜!新鮮だからこその甘さを感じるウニと、コリコリとした歯ごたえのアワビを一度に味わえ、それが丼の上にたっぷりとのっているボリューム感は感激です。

地元でとれたものだけを使っているという丼は、他にもいろいろな組み合わせがあるので、ぜひ足を運んで、
自分の大好きな組み合わせの丼を味わってください。
さらに、地元でとれた海草が入ったラーメンや
野菜の漬物を詰め込んである「イカの寿司」と呼ばれる郷土料理もおいしかったです。
他にも食べたいものがありすぎて、もっと…と思いながら、お店を後にしました。


食だけでなく、楽しいイベントにも参加しました。それは「烏賊様(イカサマ)レース」。
下風呂の活イカ備蓄センターで7月〜10月の間だけ開催されているイベントで、約20メートルの水槽を6コースに分け、
6杯のイカが争うレース。参加者はイカを1杯 500円で買ってオーナーになり、
長い棒で自分のイカを追って競いあうというもの。1〜3位に入ると地元の特産品がもらえるというものです。

初めて出会うレースで勝手がわからないし、イカが…?と思っていたのですが、いざレースが始まると、参加者全員、
大人も子供も一生懸命になってイカを追い、周りの人たちも大きな声で応援していました。
スタッフの方が実況をしてくれるので、さらに盛り上がり、何があるのかと通りかかった人がまた集まって、
参加者も増えていきました。

私も、もちろん参加しました。一度ならず二度までもチャレンジしたのですが、私のイカは思うようには動いてくれず、
特産品を貰うことは出来ませんでした。とくに二度目は、イカの頭の先で敗れ、タッチの差で4位に終わってしまいました。
負けてしまい残念でしたが、自分でもビックリするほどムキになり、想像以上に楽しみました。
レース後は、4位に終わってしまった出走イカをお刺身にしていただき、その時の気持ちとともに私のお腹の中へ納めました。新鮮なイカはきれいな半透明で、とても甘くておいしかったです。ご馳走さまでした。

烏賊様レースの行われている備蓄センターのすぐ脇の漁港に、ちょうどイカ釣り船が戻ってきて、
水揚げをしている様子を見ることが出来ました。慌しく、声をかけられるような雰囲気ではありませんでしたが、
漁師さんたちの姿は勇ましく、感動しました。

そして下北半島といえば食の代表、大間のまぐろ。ここまで来て、食べないわけはありません。
一時、大間のまぐろはすべて築地に流れてしまい、地元では食べられないと噂になったこともありましたが、
そんなことはありません、それはあくまでも噂!ちゃんと地元で食べることができます。
しかも、地元だからこそ!のお値段で味わうことができるのです。

伺ったのは「浜寿司」さん。一年を通して大間のまぐろを食べられるというお店です。
脂がほどよくのっている最高級クラスの約150キロ〜200キロのまぐろだけを仕入れ、専用の冷凍庫で保管しているのだそうです。大将とお話をしていると、大間のまぐろへのこだわりが伝わってきます。

そのこだわりの「大間のまぐろ握り盛り合わせ」がこちら!
早速、大トロを口の中へ…、なんという味わいでしょう。口の中で、まぐろがとろけていきます。脂がたっぷりだからなのですが、その脂が生臭くなく、甘〜く広がるのです。中トロも、赤身もそれぞれに味が違っていて、
こんな食べ比べが出来るなんて感動です。しばらくは、今まで私が食べていた養殖のまぐろは食べたくないなぁと思いました。

驚いたのは、この感動の盛り合わせが、なんと5500円なのです!!
東京で食べると1カンで同じくらいかそれ以上だと聞いていたので、本当に驚きです。
しかも、大将のお話ではまぐろを1本単位で仕入れているから盛り合わせができるとのこと。
確かに、高級な大間のまぐろをまるごと仕入れて提供できるのは、地元ならではということですね。
やはり、はるばる足を運んだ甲斐がありました。


今回の、下北半島「食」の旅。大、大、大満足です。海の幸が大好きな私は、もっと、いろんなものを味わいたくて、
しばらく住みたいと思ってしまいました。もちろん、それは無理としても、食を堪能するためまた訪れたいと思います。
足を運んだからこその、新鮮な味わいを、みなさんもぜひ!!