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旅人 : 吉武英樹

佐渡の空を舞う日を夢見て…、
トキ野生復帰プロジェクト

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2008年9月25日…。
佐渡の大空に、再び「トキ」が舞いました−。

今回の旅は――、
「トキの野生復帰に向けた試験放鳥」を執り行ったトキが暮らす島、佐渡です。

漢字で書くと…「朱鷺」
そう、まさに羽を広げて飛ぶ姿は淡いピンクの「朱色」なんです。

佐渡の里山を淡いピンクのトキが舞う姿を見ると、なぜか、どこか懐かしい感傷に浸れます。

さて、試験放鳥までのトキの歴史を振り返りますと、
27年前、1981年昭和56年…、佐渡にいるすべてのトキの捕獲以来、自然界から姿を消したトキ。

そのトキを再び野生化させるという壮大な試みに、佐渡はもちろん、新潟市民も
「島中の山や里に舞い降りてきてほしい」と夢を描いていました。

1999年、平成11年に中国からつがいの贈呈を受けて開始したトキの人工増殖…。
それが軌道に乗り、飼育下において122羽まで増加。

そして、佐渡トキ保護センター野生復帰ステーションを設置し、昨年から野生順化訓練を進めてきました。

そして、2008年9月25日…。

この日、「佐渡トキ保護センター野生復帰ステーション」で
訓練を受けているトキのうち10羽程度が、念願だった最初の試験放鳥されることとなり、その夢に一歩近づきます。

いよいよ10羽のトキが、佐渡の里山に放たれました。
見守るすべての人の期待を背負って、放鳥箱から力強く羽ばたいて佐渡の空へ飛び出していったトキ…。

およそ1500人の観客席から、どよめきが起こります。
トキは、その頭上で旋回し、オス5羽とメス5羽は、思い思いの方角へ飛び去り、小高い林を越え、じきに見えなくなった。
だれもが固唾を飲んでトキの姿を見守っています。

トキの最後の生息地…佐渡。
佐渡は、長年トキが暮らす自然を取り戻す活動を進めてきました。
佐渡の里山を歩き、トキと共に暮らす島を体感してみませんか。

そのトキを肉眼で!間近で!見たい!という方は、佐渡島の両津港から車で15分。
旧新穂村(にいぼむら)にある「佐渡市トキの森公園」へどうぞ!

この公園に隣接する「佐渡トキ保護センター」は環境省が新潟県に委託し、トキの保護増殖事業を行っている施設。

公園内にある、保護センター併設の「トキ資料展示館」では、トキについてのさまざまな情報を紹介していて、そのなかに、
このセンターで飼育されているトキを観察できます。

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