周辺地図はコチラ
 
旅人 : 井門宗之

忍者の故郷・伊賀で、忍者修行するの巻! 
ニンニン!

     
 

忍者の歴史は古い。
その起源は1964年から漫画雑誌【少年】で連載を開始してからというもの、
ドラマ化・アニメ化・映画化、果てはTVゲーム化もされる等、日本の少年の心を鷲掴みにし、
一大忍者ブームを巻き起こした、御存知、藤子不二雄A先生の…

忍者ハットリくん】である!

 

それはさておき(さておくの!? えっ、良いの!?)、我々YAJIKITA一行は三重の地にいる。
*ちなみにハットリ君から生まれた『ズコー!』と言う言葉は当時大流行しました。
三重県と言えば思い出すのは伊勢神宮、そして松阪牛などが多いかもしれない。
しかし、しかしである、ここで忘れてはいけないのが忍者の里【伊賀】の存在。
男塾で言えば「センクウ」、と言えばより…うん、分かり辛いか。センクウ好きなんだけど。
確かに日本に暮らす我々日本人にとっては「はは〜ん、そう言えば! 面白そう!」となる位だが、
もう忍者萌えの外国人は、「ニッポンに来たらアキバも良いけど伊賀にいくヨー!」
と成田空港を降りたった瞬間からニンニン言ってるとも言われるほど…(嘘)
何しろ海外では忍者の人気が凄いのは皆さんもご存じの通り。
例えば「忍者タートルズ」なんて、
亀の忍者が大活躍するアメリカン・アニメも海の向こうで大ヒットしたし、
ケイン・コスギのお父様、ショー・コスギさんも米国でニンジャとして活躍した一人だ。
21世紀の現代において、東国の島国【ニッポン】には未だに忍者がいると信じられている!
そしてその故郷と言えば、三重県伊賀市なのであります!

こちら三重県伊賀市という土地は市としての歴史はまだ浅い。
2004年に上野市、阿山郡伊賀町、阿山町、大山田村、島ヶ原村、
名賀郡青山町の6市町村が合併して誕生した市。とは言え、伊賀忍者発祥の地であり、
また、俳人:松尾芭蕉の生誕地でもあるこちらは、観光資源も豊かで、
かつては伊勢神宮への参拝客の宿場町としても発展した非常に開けた土地なのです。
僕らも1泊2日で伊賀上野に滞在したのですが、それはもう堪能させて戴きました。

そもそも三重に取材に来たのは【伊勢神宮】がメインではあったのですが、
そこは遊び心いっぱいのYAJIKITA一行。ちょっと足を伸ばして【伊賀】まで行こう、と。
んでもって、4月にめでたくプロデューサーに昇格した【井門】に忍者の格好させて、
みんなで笑ってやろう、と。まぁ、そんな所で始まった企画ではあったんです(笑)
ところが!! この【忍者の里:伊賀】が、結論から言うと、めちゃくちゃ楽しかった!!
井門宗之33歳、年齢も忘れニンニン言いながらこの伊賀の街を駆け抜けたわけです。

 

三重取材も最終日となった5月16日(日)。
2泊3日の取材も、その全てが笑っちゃうぐらいの快晴。
これは完璧に【井門雨男説】が覆ったと納得せざるを得ないYAJIKITA一行は、いつものメンバー。
その緻密なスケジューリングで【軍師】の名を欲しいままにする放送作家:久保氏。
前日の寝坊から一転、素晴らしい機材知識に一同を唖然とさせるD:佐々木氏。
早く井門に忍者の格好をさせたくてウズウズしているカメラマン:慶吾氏。
いつ雨が降るかと身構えるプロデューサー兼旅人:ワタクシ井門。
とは言え、忍者の故郷取材、オッサン全員が何となくワクワクしている。
あっ、目もキラキラしている…。




石垣の高さ、スゴクない!?

そんな我らは車でホテルを出発すると、まず市のほぼ中心に位置する【上野城】へと向かいました。
ここ伊賀市には上野公園内に、白鳳城や伊賀上野城とも呼ばれる【上野城】があります。
1585年に築城され、藤堂高虎が改修を行ったが、1611年、天守閣完成を間近にして、
何と暴風で5重5階の天守閣が倒壊。もともと豊臣側を牽制する為に築かれたこの城は、
大阪夏の陣で豊臣家が滅ぶと「天守閣はいらないんぢゃない?」となり、
長らく天守閣が無い状態だったと言います。そこに昭和10年、地元の大政治家:川崎克氏が、
私財を投じて(!?)模擬天守を建設し、今の姿になったというのだから驚き!
白鳳城と呼ばれるだけあって、その城壁は真っ白で遠くから見てもため息が出るほど美しい。
しかも豊臣からの防御の為と作られた高石垣の、その高いこと!
OAでは城をバックに旅のレポートがスタートしたのですが…、
いやぁ、伊賀市の中心部を一望できる景色を朝から拝めて物凄く気持ちが良かったです!

だって、顔だし観光地看板がいっぱいあるんだもーん!

朝の空気をたっぷりと吸い込んだ後は、本日の本題! 【忍者】に迫っていこう、と。
そもそも忍者とは何なのか? 本当にいたのか? 伊賀と甲賀の違いは何なのか?
ちょっと考えるだけでも実に色んな疑問が浮かんできませんか?
そう、僕らが知っている忍者の知識はほとんど…【ハットリくん】だったんです(苦笑)
まぁ、それを考えると【ハットリくん】って凄いんだけどさ…。
今回は折角【伊賀忍者発祥の地】に来ているのですから、色んな疑問に迫ってみたいぢゃない!
と言う訳で我々が向かったのは、その名も【伊賀流忍者博物館】!!
ほら、ちょっと楽しそうな響きでしょ? ここは名前の通りれっきとした【博物館】で、
忍者にまつわる様々な資料展示がされているのは勿論、大迫力の忍者ショーも楽しめるスポット!
探偵ナイトスクープのパラダイスみたいな想像しちゃダメですよ。
そもそも博物館に登録されるのだって、
博物館法(という法律がある)に基づく登録博物館に認定されないといけないわけです。
しかもここは日本初の忍者をテーマにした登録博物館!
ちゃんと学芸員さん(女性)も「くノ一」の格好で解説をしてくれる…!!
そして特筆すべきは、こちらの博物館に勤める女性スタッフが美女ばかりといった所でしょうか(笑)
もうね、取材中もスタッフ全員、何だか色んな意味で落ち着かなくて…。


さてこの【伊賀流忍者博物館】、上野公園内にある為、お城を見学してからとても行き易い場所。
久保氏曰く「えとね、ここの取材だけでYAJIKITA一本作れちゃうかもよ(笑)」との事!
もう取材を始める前からソワソワしている我々を笑顔で迎えてくれたのは、学芸員の山口美紀さん。
何と何と山口さんの弟さんが井門の朝の生放送を聴いてくれているという事で、
一気に井門のテンションも上がってくる(佐々木氏も実はOHM木曜日のスタッフ)。
しかも山口さんに最初に案内されたのは、その名も…、

 

忍者屋敷!!

 

ほらきた。いきなりだもの。
こっちが油断してたらいきなりバサっとくる、これが忍者のやり方だもの(笑)
「まず始めに、忍者屋敷」ですよ! これは我々のツボをよく押さえていると言っても過言ではない!
実は伊賀には忍者屋敷が普通にあったんだそうです。
そしてその屋敷の内部には驚くべき仕掛けが沢山施してあったんだとか…。
こちらの忍者屋敷は当時の建築を移築した…、というわけでは無いのですが、
様々な忍者屋敷にある仕掛けを一つの屋敷にまとめて展示してある、という事でその規模も大きい。
普通の純和風な日本家屋が、まず敷地内にどん、と作られている。

【くノ一】の格好をした山口さんにその忍者屋敷を案内されたのですが、
まず入ってすぐに山口さんが、

山「こちらの何の変哲も無い壁をご覧ください。」と来た。

ほほぅ、【忍者屋敷】という言葉だけでテンションが上がっている我々に、
何かドッキリ仕掛けを紹介する魂胆だなぁ…。
ふふふ…いつでも来なされ! この服部イモ蔵がそんじょそこらの仕掛けで驚くわけが無い!

山「良いですか? 実践しますよ! これ、敵が来たら壁の端をトンっと押すと!」
―シュンッッ!!!!ー(山口さん消失)

 

一同「ほぇぇぇぇええええ!!!!!!」

これぞ「忍法 どんでん返し」!

世に言う【どんでん返し】で急にいなくなる山口さんのその俊敏さに一同唖然。
壁が“くるんっ!”と一回転し、山口さんはあっという間に壁の内側へと。
壁自体は何事も無かったかの様に、ピタッと収まっているわけですよ、皆さん。
イモ蔵、すっかりsurprise…。
その後イモ蔵がやってみるも、勿論どんでん返るわけもなく…。
父さん…ボクはむしろ、ちょっと行き過ぎてしまったわけで…。
敵から身を隠すのが最大の目的であるのに、イモ蔵、隠れられず。任務失敗。
日本一へっぴり腰の忍者とも言えるその姿に、山口さんまでもが失笑。
しかしこれ、昼間だから何となく壁の境目が分かるのですが、夜だったら絶対分からない。
いきなり忍者屋敷さんにお見舞いされていると、今度は…

山「はい、では目線を上げて天井との境目にある障子欄間をご覧ください。」

 

何だ、続いてのドッキリ(ドッキリでは無い)は何だと言うのだ!?

 

山「実はあの障子欄間の後ろには忍者が隠れてこっちを見てるんです!」

ふっ、冗談はヨシ子さん(古過ぎる…)!
見た所ただの障子欄間だし、あんな中2階みたいな場所にどうやっていくと言うのだ?
そんな想いが一行に去来したと同時に、山口さんがその欄間の奥を照明で照らすと…、

一同「ほぇぇぇぇええええ!!!!!!」

照明を付けると障子欄間の向こうに忍者が!
この“隠し中二階”へ行く為の“隠し階段”!

お…おった…。忍者が奥からこっちを見ている…。
なるほど、向こうが暗い場所なので、電気照明など無かった時代なら尚更見つからない。
しかも中二階に昇る為に、押し入れの一部が階段になる仕掛けまである…。凄いぜ忍者屋敷。
すっかりイモ蔵はそのビフォーアフターぶりに「なんという事でしょう〜」と叫んでしまったが、
この忍者屋敷の中はハッキリ言って「なんという事でしょう〜」だらけなのだ。
匠の技があっちこっちに光っていて、驚きの連続。
『大切な物を隠すなら、家の中より家の外』
だから縁側の一部が外れる様になっており、その下に秘伝書等を隠したとか、
床板の一部が踏み抜ける様になっており、武器となる剣が隠してある、とか。



大切な物は、家の外の縁側の下に隠す! 灯台下暗し的な…。

山「ぢゃあ、やってみますね〜!」

もはや『山口美紀のこれが忍びだ!』のコーナーになりつつあるが、見せて貰おう!
刹那…“バンッ”と踏み抜く一枚の床板、山口さんに無駄な動きは一切無い。
瞬時に床下から剣を取り出し、事もあろうか井門を切ろうとするではないか!?
くっ…ガイドに安心しきっていた拙者が愚か者でござった…。
これが戦の最中であれば、間違いなく切られていたに違いない。ほら、そこで笑ってる慶吾も。

山「井門さんもやってみて下さいね♪」

その言葉には若干のSっ気が感じられたのだが、
こちらも忍びの者(うそうそ)、やってやれない事は無い。
『とりゃー!』 ―バンッ、シュンッ、ジャキンッ!! ―となる予定だったのだが…
「よいしょ」と床板を踏んで、そこから「よっこいせ」と剣を出して、
さらに鞘から剣を…えぇと、おかしいな? 剣を…よいしょ、よいしょ! ―ジャキ〜ン―
はぁ〜っ、やっと剣が抜けた〜…と、一連の動きに無駄多く…。
恐らく実際の場面なら5回は切られていたんぢゃないか、と言うのがYAJIKITAの見解です。

床板を開けて刀を取り出すまで、山口さんはコンマ数秒。 イモ蔵は約5秒。実践なら完全に切られてます!

それにしても山口さんの動きは見事と言うほかありません。
聞けば毎日ガイドをしているので、自然に身のこなしが早くなったとか。
博物館の学芸員の方でさえそうなんだから、生死のかかった本物の忍者の迫力って…、
ねぇ皆さん、考えただけでも過ごそうぢゃありませんか??
ちなみに忍者屋敷のガイドはこの日も大盛況。外国のお客様も多いそうですよ!

「やっぱり忍者凄いね!」とキラキラした目で忍者屋敷を後にすると、
そのすぐ隣にぽっかりと地下へと続く妖しげな深い階段が口を開けて待っています。
そう、この先にあるのが忍者が実際に使用していた道具等を展示してある【忍術体験館】。



手裏剣にもいろんな種類があるんだ!

皆さんお待ちかねの手裏剣が展示されていたりするのですが、
僕はここで目からウロコな事を教えて貰ったんだよなぁ…。
【ハットリくん】でも登場した水蜘蛛という道具、ご存知ですか?
直径50センチ位の円形の板で、真ん中に足を乗せる(らしき)部分がある道具。
漫画や映画ではこれを両足に履いて、水の上を「す〜い、す〜い」と移動しますが、

実はこれ正しい使い方は分からないそうです(!?)
書物に名前と絵だけは残っているそうなんですが、実際の使い方は載っていない、と。

しかもこれを足に履いて水の上を移動しようとすると、沈んでしまう、と。
忍者は秘密の情報を沢山持っていたので、口伝が多いんですってね。
なので様々な道具についても、実際の使い方は知らされていない物も多いとか。
う〜ん、何だかその方が想像力をかきたてられて良いぢゃないですかっ!



水蜘蛛に乗ってみた!


鎖かたびらを着てみた!

こちらは【体験館】だけあって、実際の重さの鎖かたびらを着てみる事も出来るんですが、
これがまた凄い重さなんです…。刀からの攻撃を防ぐ物ですから、当然なんだけど…。
忍者ってのは、かなり基礎体力が無いと務まらない仕事なんだろうなぁ。
何となくトップアスリートの側面を見た気がして、引き締まります。キュッと。

引き締まると言えば、実際の手裏剣も僕の想像を超えていました。
これも映画やアニメのイメージ(何だかなぁ)なんですが、
手裏剣を投げる時って掌を合わせて手裏剣を挟み『シュシュシュシュッ!』と攻撃するイメージ、
皆さんはありませんか? 僕も一行も展示を見るまではそうだったんです。
でも実際は違う。何が違うかと言えば、手裏剣自体、重いんですね。
なので攻撃は「投げて刺す」と言うよりは、「重みで敵を打つ」と言った方が良い。
だから正式には「手裏剣を投げる」とは言わず「手裏剣を打つ」と言うし、
一度に何枚も持っていると動きが鈍くなるので、持って2枚程度の必殺の武器だったとか。
ますます忍者の奥深さに惹かれながら、【体験館】の次に向かうは【忍者伝承館】です!


はい、ここでもイモ蔵含め、イモ蔵一門の面々は驚きの事実にぶち当たります。
スタジオで美香さんも驚いてましたね。そう、【伊賀】と【甲賀】の関係です。
【伊賀】と【甲賀】と言うと、ハットリくんとケムマキを思い出しますが(基準がハットリくん)、
実はあれも完全なる作り話。【伊賀】と【甲賀】は同門で仲良しだったと言うのです。
恐らく漫画では区別し易いのと、子供がイメージし易いのでそうなったのでしょうが、
歴史上【伊賀】と【甲賀】が争ったのは【織田信長】が伊賀の地に攻めて来た時、ただ一度だけ。
他の歴史のどの一部分を切り取ってみても、【伊賀】も【甲賀】も仲良しだったそうな。
この2つにはそれぞれ得意分野もあって、
【伊賀忍者】は火薬の製造に長け、【甲賀忍者】は薬品の製造に長けていたんだとか。
なのでそれぞれの住み分けも出来ていたし、争う必要性も無かったというのです。
「はぁ〜、イメージってのは恐ろしいものだなぁ」とつくづく実感。
イメージと言えばこちらの【伝承館】内にある御土産屋さん【NINJA坊】。
外国からのお客さんも沢山訪れるそうですが、中国からのお客さんに人気なのは、
何と何と【忍たま乱太郎】グッズなんだそうですね〜! 後は定番、ゴム製の手裏剣等も人気とか。



くノ一の山口さんと一緒に!

少しずつ忍者への考え方が変化していきながら、でも【戦国時代の傭兵】だった側面を考えると、
やはり一筋縄でいかなそうな【忍びの世界】。
山口さん曰く彼らは普段、様々な職業に扮して生活していたそうです。
それだけでも精神的に窮屈な気がしますが、情報を雇い主に運ぶのが彼等の最大の仕事。
だから普段は世を忍ぶ仮の姿で、例えば【伊賀者】であれば【火薬の研究】をし、
【甲賀者】であれば【薬】(これは毒を含めてでしょう)の研究をする。
そうして出来あがった研究成果や重要な情報を、いざと言う時に目的地まで運ぶのです。
中には頭皮に傷をつけ(情報を記し)、髪を伸ばしてその情報を隠して運び、
目的地に着いてから髪を剃ってその情報を渡した、とか。
自分自身を伝達手段として情報を刻み、命懸けで目的地へ向かった…。
これはちょっと考えられない程の精神力。
寝過ぎて集合時間に遅れるとか、飲み過ぎて記憶を無くす術に長けている我々には、
到底【忍者への道】は遠いわけで…。父さん、僕はもう忍べないわけで…。
それはさておき…、でも間違い無くコチラ【伊賀流忍者博物館】は楽しいです!
山口さん、楽しい解説と時間を有難うございました〜!! ドロン。

久保氏の言葉【ここだけで一本作れちゃう】に一同納得しながら、
ここで我々は心強い助っ人と合流しました!
それが【伊賀上野観光協会 施設係長:森本聡志さん】でございます。
サラリとした髪の毛が何とも爽やかなイケメン・森本さんに、
我々は伊賀の街のあちらこちらに潜む【忍者スポット】を御紹介して戴く事にしました!!

森「この街も忍者の街として、随分定着した感はありますよ!」

そう語る森本さん。聞けば森本さんご自身も観光PRの為に忍者の服を着る事があるという。

森「市の職員は割と着ますよ!」

なるほど…忍者とこの街は既に同化している…と言う訳か…。
むむむ、そうするとあの歩道を歩くお爺ちゃんも忍者…? あの犬は忍犬?
はっ、あの路地でたむろする子供達も…まさか忍者予備隊??
そんな疑念で一杯になったYAJIKITA一行。
森本さんに案内されるまま、気付けば車は町の細い路地を進んでいた。

森「ここに、伊賀市でも有名な面白い忍者がいるんですよ!」



何と!? 観光協会の方も認める【面白い忍者】とな!?
…てか面白忍者って響き、ゆる〜いですよね(笑)ちょっと和みます。
森本さんが言う【面白忍者のアジト】(笑)とは住宅地の路地の中にある、
何とも不思議な個性を醸し出す店【むらい萬香園】さんがそこだ。
入り口にはソフトクリームの看板があり、それに並ぶようにして【顔だし観光地看板】もある。
いえね、こちら実は町の【お茶屋】さんなんです。普通に茶葉とか売ってるんです。
近所の御爺ちゃんや御婆ちゃんが、この日もお茶っ葉買いにきていたんです。
ところが、唯一普通のお茶屋さんと違うのが、何とここの御主人…、

 

忍者服着てるしかも迷彩…(笑)


一同「こ・こんにちは〜…。」
主「うむ、こんにちはでござる!」

 

あ・・・怪しい(苦笑)
そしてこの怪しいおじさん(度々失礼)がこちらの御主人、村井元治さんです!
こちらは町の活性化の為に(!?)ご主人が忍者の格好で、お客さんを盛り上げてくれる。
何でも村井さんのおじい様が、自称【最後の伊賀流忍者】と言う事で、
なんでも伊賀流忍者を日々研究していたと言います。

村「変わった人でしたねぇ…。常に道路を歩く時は <真ん中を歩く> 人でした。」



村井さんのおじい様。決して吉本新喜劇じゃ〜ありません! 忍者です!

何でも忍術を研究するとは言いながら、実際にはその裏側にある【気】について研究していたよう。

村「気を元に戻すと書いて <元気> と読みますよね…。」

ふむふむ…そんなお話しを伺っていたのですが、お話しを伺いながらも気になる事だらけ(笑)
だって店の奥には手裏剣を投げるスペースがあったり、
大きな棚には御菓子のおまけがずら〜っと並んでいるし、綿あめの機械とか普通に置いてあるし。
そんな不思議空間で、手裏剣打ちの体験をしたりしていると、

村「井門さん、これ何だかわかります?」

取り出だしたりまするその物体、黒い三角形の何やら固い木の実の様な物。
これぞ忍者が逃走の時に撒く【撒きびし】の原型、【菱の実】を炒った物。
確かに手の中に入れてギュッと握ると痛い! これを沢山踏んづけたら…う〜ん相当痛い。

村「これね、すり潰すと良い味の菱茶になるんですよ。」

そう言うとおじさん(←失礼)がね、
奥から『潰し器』みたいなゴリゴリする奴を出してきたんです。
ところがこれが埃まみれで(笑)オイオイオイってなってるんだけど、ここは良いとこ萬香園。
おじさんが王様(←だから失礼)なんですね。
そこにポイポイポイって菱の実を入れてさ、埃ごとゴリゴリってやるわけです。
鉄製のすり潰し器のローラー部分を、にこやかに両手で前後させながら菱の実を潰していく。
数分後にあのお茶を飲まなきゃならないのか、と思うと僕らの心も潰れていく…。

王様【ほい、出来た。これを埃ごと急須に入れて、お湯入れて…】

一同【…どうか <冗談でした> と言ってくれます様に…】

王様【さ、良いかな。おぉっ、良い色が付いてる! 香りも良いぢゃない。森本さんも、ホラ。】

…やっぱり飲むんだ…森本さんは流石に王様の扱いに慣れてらっしゃる。
<えぇっ!?> と言いながら湯呑みを手にし、さぁ、井門さんも!
とでも言わんばかりに、視線を送ってくるのだ。むむぅ…忍びの道は堪え忍ぶ事…。

意を決して、ずずず…と、一口すする。

 

旨い!!



これが菱の実! 真ん中の茶色いのが炒る前のやつです。


埃ごとゴリゴリ中!


…で、埃ごと急須の中へ! 普通のお客さんにはお出ししないのでご安心を!


スタッフの分はいいのに…。井門だけでいいのに…。


店の奥にあった手裏剣投げスペースで「初手裏剣」!


村井さんと一緒に!

意外な香ばしさに思わず驚きの色を隠せないYAJIKITA一行。
そしてあたかも、そんな表情になる我々を知っていたかの様な王様。
まさか…、これも忍術の一つ…【ほ〜ら、美味しくなぁれ!の術】では!?
何だか不思議な空間で不思議な気持ちになりながら、我々はひとまず【むらい萬香園】を後にした。


店内には忍者の衣装や手裏剣などがいっぱい!

そしていよいよ向かった【伊賀流忍者店】。

はい、皆さんお待ちかねの<お着替え>ですよぉ…!!
こちらのお店も町中にあるのですが、ちょっとこのお店は凄い。
例えばしょこたんの曲で、PVの中でしょこたんが着た【くノ一】の衣装。
その衣装もこちらのお店が提供だったりして。
店長の福永真司さんもこちらではしっかり忍者服を着ている。
まぁ、さきほどの王様の【迷彩忍者服】で僕らも忍者服には随分と免疫が出来た(笑)
こうなったら皆の熱い要望にお応えして、井門も忍者服に着替えようじゃない!
*【伊賀流忍者店】では、忍者服のレンタルを行ってますので、皆さんも是非!

お着替え中!!
はい、完成!!!


ちょっとカッコつけてはみたものの…


足元は真っ赤なスニーカー!
せめて黒を履いて来てよ〜!


福永さんと一緒に!

おい。そこそこ、何を笑ってるんだ?
何かいっこでも可笑しい所、あるっていうのかっ!?
僕はあれだぞ、良かれと思って…皆を喜ばせようと思って着替えたんだぞ。
一番アレなのは、YAJIKITA一行だ。君達、大笑いしてんぢゃないよ! 訴えるぞぉ。
しかも何か? 着替えてすぐに取材先に行くんぢゃなくて、ひとまず昼飯?
おいおいおい、着替える前で良かったんぢゃないのか?
君達はただ【忍者服で飯を食う井門】が見たかっただけなんじゃないのか!?
まぁ、良いや。美味しい【伊賀牛の牛丼】も食べられたし…。あぁ、僕って簡単…(涙)

お腹も満たされた我々一行。(忍者1名)
その忍者服が徐々に馴染んできた頃、みんなは一つの事に気付き始めていた。
【歴史も知った、服も着た、忍者の心も知った、とすると後は?】
そう、後は忍者体験、ただ一つなのだ(笑)



館内は銭湯の雰囲気が残ったまんま!

こうして我々が向かったのは、こちらも町中にある【伊賀流まちなか忍者体験〜忍びの館〜】。
元々は町の銭湯だった施設を改装し、中でゲーム感覚でニンジャ体験を楽しめる場所だ!
こちらを運営しているのは【上野商工会議所】の皆さん。
森本さんも交代でこちらにいる事もあるとか。
取材当日、こちらをご案内戴いたのは箱林穂高さん。優しそうな笑顔が印象的である。
箱林さん曰く、こちらの施設には5つのゲームがあり、
それぞれのゲームを体験してポイントを稼ぎ、最終的に合計ポイントでその人の忍者度を測るそうな。
ポイント制と言うのが、子供の心を鷲掴みしそう…。

井門が体験したゲームと井門の獲得ポイントを軽くご紹介しましょう!
ちなみに全てのゲームが、5ポイント満点です!

【其の1 解読忍務 割り符合わせ】5ポイント
“臨兵闘者皆陣列在前”の割り符を1分間で揃える「割り符合わせ」


【其の2 遁術忍務 菱撒き退き】4ポイント
撒き菱を上手に穴の中に入れる「菱撒き退き」


【其の3 撃退忍務 手裏剣打ち】3ポイント
5人の忍者を倒す「手裏剣打ち」


イモ蔵は2人倒れず!


【其の4 討伐忍務 魔忍者との戦】3ポイント

素早く動く敵を切るも、最後のボスキャラにやられ忍務失敗!


【其の5 天井隠れ忍務 忍術書奪還】1ポイント
屋根裏部屋から忍術書を釣り上げる「忍術書奪還」


イモ蔵が釣り上げた忍術書は、たったの一点! とことん運がない男…。

そして結果は…、忍者レベル188!! 与えられた名前は【絶対防御の凄い奴】。
中忍:小丸恵十郎と言う類似忍者が伝承書には書かれてました。
うん、要は攻めにいけない普通の忍者と言う事で…可もなく不可もなく…悲しい。

箱林さんも「う〜ん、まっ、普通って事ですね。」

そう、現代に生きる我々には到底忍者になる事は不可能なのであります(苦笑)
その精神力、身体能力、職務遂行力、どれを取っても超一流。
しかしそんな人は現代にはいないわけです。そしてそれは、この世が平和な証拠でもあります。
太平の世だからこそ、【忍者を楽しむ事】が出来るのです。
本当の忍者の歴史は、きっともっと闇の中にあって、もっと命懸けの物なのです。



箱林さんと一緒に!

ただし、知れば知るほど奥深い【忍びの世界】に興味を覚えてしまうのも事実。
それほど【忍びの世界】には、何やら妖しげな魅力もあります。
そしてその忍者そのものを知る為の最高の場所は、この伊賀の里を置いて他にありません。



伊賀上野観光協会の森本さんと一緒に!

今回の旅、この辺でイモ蔵はドロンしますが、
皆さんは実際に伊賀の里で心ゆくまで忍者体験してみて下さい!
そしてその際は必ず、忍者の格好でご飯を食べる事をオススメします! いや絶対にして!

忍者の格好でこの街を歩けば、
この街が数倍楽しくなる事は間違いないのですから…。





≪今回のオフショット! さ〜みんなで笑っちゃお〜っ!!!≫


スーパーマーケットのチラシのような、
さえない立ち振る舞いの井門。


似合わないのはメガネのせいだと言い訳するので、
メガネを外した井門。


スタッフが駐車場から車を出すまで、路上で一人佇む井門。


もはやハイブリッドカーのPRIUSさえ似合わない井門。


レストランで普通にご飯を食べ、スタッフと移動中の井門。


忍者のように電柱に隠れるも、
もはやストーカーのような井門。