周辺地図はコチラ
 
旅人 : 井門宗之

山のいで湯でゆったり三昧 土湯温泉ほっこり旅

     
 

〜土湯良いとこ!〜



とある日のYAJIKITA会議にて。

井門P「最近めっきり僕の入浴姿をリスナーの皆さんに晒してないなぁ。」
慶吾氏「おっ! あの鹿児島の再来がついにくるのか!?」
久保氏「良いね、僕は鹿児島に同行してないから今度は行きたい。」
佐々木氏「そんな面白動画があるんですか?」

釜風呂でカマカマしたあの日からしばらく。
あの動画はなんと結婚式でも流され、会場に爆笑を起こした井門。
あの日の再来とまではいかないが、これからの観光シーズン、
ヤジキタ的な温泉巡りも良いぢゃないか? と言う事で決まった今回の旅。
向かうは福島県福島市土湯温泉なのであります!!

晴れ渡る空の下、新幹線で福島へと向かった井門・佐々木・久保のチームYAJIKITA。
*今回慶吾氏は後乗り(1日遅れってことですね)
レンタカーを借りて、一路土湯温泉へと向かったのです。
今回のドライバーは【機材の鬼・佐々木D】。
あっ、一応お約束なのでメンバー紹介しときましょうか。

そのスケジュールだての緻密さは、歩く時刻表! 軍師:久保氏!
内容の組み立てと編集能力はもはや匠! D:佐々木氏!
今度は誰に強い口調で窘められるかな? P:井門!
ヒゲ! でぶ:慶吾氏!
そして今回は3回分のOAになるのですが、
3回目の旅人は【ふくしまFMアナウンサー:三吉梨香さん】ですから、
次々回のOAも楽しみにしていて下さいよ〜!!

ってなわけで今回は福島1発目。
土湯温泉をディープに掘り下げていこうぢゃないの? と。
YAJIKITA一行の中でも久保氏はこの土湯温泉は何度も行ってるそうで。
以前2度YAJIKITAでもお世話になっている場所なんですよね。
今回もお世話になるのは、土湯温泉街の中でもトップランクの温泉宿、展望の宿・観山荘。
久保氏とここ観山荘には深い繋がりもあって、
なんとご両親も連れて来た事があるってんだから凄い。
久保氏はまさに『勝手知ったる我が家』に、僕らを連れていく心構えなのです。

井門「いやぁ、久保さん! 観山荘は良い所なんでしょ?」
久保「まぁね、温泉だけぢゃなくて食事も美味しいし!」
佐々木「へぇ、詳しいっすね!」
久保「女将にはいつもお世話になってるから。行く度に飲んでるなぁ。」
井門&佐々木「(羨望の眼差しで)へぇ〜!」

そんな話を新幹線の中でたっぷりと聴いて、レンタカーでいざ土湯温泉へ! となった時、
エンジンをスタートさせてラジオから流れてきたのが…、

中田美香先輩の声!!


【Sports Groove】の中の美香さんが担当するコーナーが流れてきたんですね。
どよめく車内、慌てる井門(笑)…ってな冗談で、
YAJIKITAファミリーの声がラジオから聞こえてくる幸先の良いスタートになったわけです。
*変に調子づいた井門Pは【Sports Groove】にメールを送るも読まれず…。
近ちゃん、今度は採用してね!

佐々木Dの運転のもと、車中はまたもや大騒ぎのYAJIKITA一行。
今回は随分と物真似がブームになっていましたが…。なんとか無事に土湯温泉に到着!
早速、土湯温泉の色々を探る事にしました!



三段になっている滝の前でオープニングの収録スタート!

福島県福島市土湯温泉町。
東北自動車道福島西インターチェンジより車で約15分のここは、歴史も古く、
鳴子温泉・遠刈田温泉と並んでこけしが有名な温泉街なんです。
阿武隈川の支流・荒川の渓谷沿いに温泉宿が軒を連ねていますが、
町のいたる所にこけしが並び、誰もが楽しめる足湯も町の中に設置されています。
今回この土湯温泉を探るにあたり、我々YAJIKITA一行だけでは心許ないので
(これはまぁ、いつもの展開なのですが)、
今回は土湯温泉観光協会の方々に一緒に回っていただく事にしました!
まずは事務局長の池田和也さん(今回はサポート役に回っていただいた)、
そして後藤京子さん(実際にお話しを伺った)のご案内で土湯温泉巡りなのであります。

まず一つ目のポイント! それが【聖徳太子ゆかりの地】!
実はここ土湯温泉には山の中腹にひと際目立つ建物がありまして。
それがかの聖徳太子ゆかりの【太子堂】だと言うんですね。
近くまで来てみると屋根から何から朱塗りで作られたこの御堂は、
聖徳太子のお弟子さんの一人:秦河勝がこの地で大けがをされた時、
夢枕に聖徳太子が立ち「土湯のお湯に浸かりなさい」とお告げを下さったと。
その通りにして土湯のお湯に浸かってみたところ、あら不思議!
たちどころに怪我が快復したではありませんか! 感激したお弟子さん、
『よし! この地に太子ゆかりの御堂を建てるなぅ!』ってな訳でこの御堂を建立されたと。
太子堂は全国にありますが、ここ土湯温泉でも聖徳太子の神通力は発揮されたんですね。
ある意味、土湯温泉の中でのパワースポットなのかもしれません。

さてでは土湯温泉に温泉が湧き出た由来は? と言うと、
その昔、大穴貴命が荒川のほとりで地面を鉾で突いて発見したのが起源だとか。
なので最初は「突き湯」と呼ばれていたのが、いつからか「土湯」となった。
この話を後藤さんから最初に聴いた時は思いましたよ。

後藤「昔はここ“つき湯”って呼ばれていたんですよ!」

井門「ほほぅ…“月湯”ですか。それはまたロマンチックな…。」

後藤「いえあのぅ、そのぅ、鉾で突いたら出てきたんで、それで突き湯…と…。」

33歳、男・井門宗之。
まだまだ俺の中のロマンチックは廃れていなかったみたいだぜ!

さて井門Pのロマンについてはさておき、今回は観光協会の方々のご案内で、
土湯温泉その大元である源泉が吹き出る場所へと向かいました。
車で温泉街から走る事10分程度、温泉街から約2km。
山に囲まれた土湯温泉という場所柄どんどん景色は緑が濃くなっていきます。
道幅も徐々に狭くなり始めた所に「パッ」と出てくるのが鉄柵。
いよいよこの先に、源泉が湧き出る場所があると言うのですが、
前を走る後藤さん達の様子が若干おかしい…。
鉄柵を開ける為に池田さんと後藤さんの二人はいったん車から降りたのだが、
なんだか手をぶるんぶるんさせたり、頭を振ったりしている。

ほほぅ、源泉入り口で行う儀式の様なものか…

と、勝手な事を思っていたのですが、お二人の誘導で車を中へと走らせ、
「ここから先は徒歩で」と言う段階になって車を止めた時、
初めて二人の先程の動きの理由が分かったのです。
はい、広大な山に囲まれた土湯温泉。さらに緑濃い源泉湧出場。
なんという事でしょう…ここには大自然のお友達、大量のブヨがいるブヨ…。
なぁ〜に! ここいらのブヨは人は刺さないブヨ!』と池田さんは仰るのですが、
まぁ、親指の先ぐらいの大きさのブヨがブヨンブヨン飛んでいるもんだから、
都会っ子のYAJIKITAはそれだけでキャーキャー大騒ぎ(苦笑)
ただこの場所には一般の方は勝手に入ってはいけないので、
ある意味番犬みたいなものかと…、まぁ、俺達も襲われてましたけど…



源泉の蒸気が吹き出るところの上にセイロ?
これは何やら嬉しい予感が!

源泉湧出場までは、右手に荒川を眺めながら進むのですが、
少しずつ気温と湿度が上がってくるのが分かるくらい、熱くなってきます。
そして温泉が湧き出るすぐ近くでは、川の水に変化が出るんですよね〜。
何と色が物凄く美しいエメラルドグリーンになっているのです。蒸気も凄い!
川の石の色も変化して、まるで登別の地獄谷を彷彿とさせるよう。
やはりこの川にはこの場所から随分先まで生物は棲み付かないようで、
その代わり我々人間が温泉の恩恵を受ける事が出来るわけなんです。
ここの源泉は地中から約150℃前後の温泉蒸気と温泉水が噴出して出来てるのですが、
その湧出量:毎分1800リットル。非常に豊かな温泉資源です。
湧出場から湧き出るのは単純泉ですが、他に宿独自の源泉を持っていて、
単純硫黄泉とか重曹泉の場所もあるとの事。
様々な泉質が楽しめるのも、土湯温泉の特徴なのかもしれませんね!

ここで僕らは管理の方に、吹き出し口を一瞬開けて貰ったのですが、
このジェット噴霧は凄かった…! 一瞬にして周りの温度が上昇したのが分かる程。
鶏肉を近くに置いたらアッと言う間に『蒸し鶏』が出来るんぢゃないかしら…。
そんな事を考えていたら、いやいや、アッと言う間に出来たのは、
【メガネが曇る】という定番中の定番で誰もやらないお約束芸をやった、井門Pだったとさ…。



吹き出し口を開けて頂いた途端、
蒸気が真横にプシューーーーッ!!


で、お決まりの「メガネ曇っちゃった〜!」となるわけです。

こちらでは観光協会に事前に予約をすると、この源泉に案内してくれるそう。
しかも土湯の源泉を利用して作った温泉卵も食べられるおまけ付き!
土湯の奥の神秘的な風景を眺めながら、美味しい温泉卵もオツなものですよ♪
源泉までの道すがらにある足湯なんかも堪能して、こちらを後にしながら、
うにゃあ! 車の中にブヨがいるブヨ!』と最後まで大騒ぎのYAJIKITAだったとさ。

温泉街の中心に戻ってきた我々は、後藤さんと池田さんに案内されて、
土湯温泉の名所にやってきました! 観光協会のすぐ近くにある階段を昇ると、
両側には濃い緑、川のせせらぎに太陽の光が差し込んで何ともいえない美しい風景が広がります。
すぐ近くに轟々と滝の流れる音が聞こえてきて、まるでセミの合唱とのせめぎ合い。
青い紫陽花が咲き乱れる道を行くと、見えてくるのが【滝の吊り橋】。
そして足湯『土ゆっこ』はこんな絶景ポイントにあるのです。



滝の吊り橋

土湯温泉には誰もが楽しめる足湯が4か所あるのですが、
この『土ゆっこ』は中でも一番の大きさ。僕らが訪れた時は子供が温泉代わりに入ってるもの(笑)
天気も良くて適度な風も気持ちが良い中、後藤さんに勧められるまま井門PもIN!
はぁ〜、全身浸かる温泉もたまらないけど、足湯ってのも…、
足湯って言うのも…のも…、

アチぃっ!!!


思わず声を上げてしまった井門P。
そうなんです、ここの足湯、相当な熱さがあるのです…。
元々の源泉の温度をほとんどうめず(60℃近く)に張っているので、
50℃くらいはあるのでしょうか? こりゃ、熱湯コマーシャルか! と言うくらい。
でも落ち着いてくれば、あとは天国。マイクを向ける佐々木氏の表情も穏やかなのです。
眼下には川の流れ、そしてその川ではしゃぐ子供達の歓声。
遠くで聞こえる滝の音と夏を彩る虫の合唱。
何だか子供の頃の懐かしい夏休みの風景を思い出してしまいます。
思わず感傷的になっていると、絶妙のタイミングで温泉卵の登場!
さすがは出来る男:池田さん。先程の源泉で蒸してくださった卵とトウキビを出してくれたのです!
20分程熱々の蒸気で蒸したトウキビと温泉卵の何とも美味いことか!
トウキビは味が抜けて無いので、甘味とコクが濃厚に残っている!
道産子の井門としては北海道以外で食べるトウキビを、
もろ手を挙げて『旨い!』とは言いたくないんですが、これは旨かった!



足湯「土ゆっこ」に浸かりながら、後藤さんと一緒に!


温泉卵ならぬ"源泉卵"と井門Pも大絶賛のとうもろこし

後藤『土湯の名産はまだこれだけぢゃないんですよ!』

足湯で気持ち良くなりながら、卵とトウキビで幸せになりながら、
『土湯最高!』と思っていた井門に後藤さんがそう微笑みかける!
なになに? それは是非ご紹介いただかなくてはイケマセン!
『土ゆっこ』を後にし、先程の階段を降りて観光協会の方に行くと、
とある店の外にテーブルが出され、何人もの人が何かを美味しそうに食べている。
立てられた幟をよく見てみると…

【蒟蒻】の文字。


後藤さん! 土湯は蒟蒻も名産なんですか?

後藤「はい、綺麗で豊かな水。そしてこちらのお店の方々の誠意と愛情が、
美味しい蒟蒻を作ってくれるんです! ぜひ食べてみて下さい!」

案内されたのは【こんにゃく工房 金蒟館】。
入り口向かって左が作業スペース、右が店舗スペースの割と小さなお店だ。
なのにお客さんはひっきりなしにお店に入っていく。
しかも出てくるお客さんの手には、何やら串に刺さった蒟蒻玉。
はっきり言いましょう! 物凄く旨そうだ!!
店の入り口には綺麗な水がこんこんと湧いている。蒟蒻の命の水なのだろう。
扉を開けて、いざ! お邪魔しま〜す!





蒟蒻と言えば白い物と黒い物しかイメージの無かった井門。
ところがこちらには1個1個がパッキングされた、何ともカラフルな蒟蒻が!
『カラフルな蒟蒻』って、ちょっとイメージ無いでしょう?
これ、蒟蒻を作る工程で色んな物を練りこむんだそうです。
並んでいる物をちょこっと紹介すると、柚子・熊笹・豆乳・人参・かぼちゃ・ごま、などなど。
実は僕もこの時に我が家のお土産に買って帰ったんですけど、
いやぁ〜何とも香りがよくて、本当に旨い!
こちらで販売している味噌と合わせて戴いたんですが、蒟蒻がもう立派な酒の肴になるわけです!
そしてそして気になっていたのは、先程から観光客が手に手に持っていた串!
「ちぎり蒟蒻」の串刺しは醤油で煮込んだ物と、甘い味噌を付けて食べる2種類ある!



2種類とも戴いて(嬉)、外で頬張ったのですが…これがもう…旨い!!
『あぁ、自分は蒟蒻の味って知らなかったんだなぁ…』と気付かせてくれる味なのです。
そして蒟蒻の歯ごたえが「ぶりんぶりん」。噛むと「ぶりん」って言うんだから。
変わり種として戴いた『こんにゃくアイス』も美味しかった〜!
これは昔懐かしい棒アイス型をしているんですが、アイスに蒟蒻が使われているので、
食感がとても面白いんですね。ゼリーを凍らせて食べてるような…。
それでいて濃厚な味わいで、フレーバーも沢山の種類がありました。
暑い外でもアイスが溶けにくいので、お子さんが食べるには垂れなくて良いかもしれません。
マンゴーアイスの食感は、何だか本物のマンゴーを食べてるようでした。オススメ!

土湯温泉のディープな探訪を終え、我々はいよいよ観山荘へ!
最初にも書いた通り、ここは作家・久保氏にとって思い入れのある宿。
もうプライベートでも来ているくらいなので、余裕の表情を見せている。
僕らは車をちょっとだけ戻し、観山荘の駐車場へと滑りこんでいった。

さて、ここで皆さんにちょっとだけおさらいして欲しい事がございます。
YAJIKITA一行の作家さんの名前は【久保】である。
そして我々の会社名は【ジャパンエフエムネットワーク】である。
この2点を頭の中に刻んでおいて欲しいのだ。

温泉宿には入り口によく黒いボードに白い字で【○○御一行様】と書かれてますよね。
こちら観山荘でもそのボードが入り口の左側に出ておりまして。
流石は土湯温泉でもトップランクの宿、この日も沢山の名前でボードが埋まっております。

はい、そこに我らの名前も当然載っているわけですが…。
おや? どうも様子が違う…。どこにも会社の名前と久保氏の名前が無い…。
でも何となく近い名前はあるんですよね。

エフエムネットワーク 工藤様】って(笑)
今回久保氏が電話で話した方が初めてだったようで、ただの聴き間違いですね。
なのでそこからは部屋のドアにも【工藤様】、ご飯の席でも【工藤様】と工藤尽くし(苦笑)
あっ、勿論女将は久保氏の事をちゃんと【久保さん】と呼んでましたからね!
いやぁでも、そんな事もありますよ! 福井に別働隊が取材しに行った時は氏家Dの事を、
ホテル予約の時に当時の木多Pがどこをどう言い間違ったのか、

ウエイジ


で予約していたってんですから(爆笑)
やはりYAJIKITAの旅には面白いハプニングが起こるのです!



ロビーにある「展望足湯」からは、
まさに土湯温泉街が一望できる


さっき訪れた太子堂…、見付けられるかな?

こちら観山荘にはロビーに入ると、奥の温泉街を一望できるスペースに、
なんと【展望足湯 観ながら湯】という設備がございまして。
この足湯に入りながら温泉街が一望できるという趣向になっております。
笑顔の本当に素敵な女将:齋藤惠子さんにお話しを色々伺いました。

土湯温泉がこけしで有名、とは前に書きましたが、
ロビーにも沢山のこけしが並んでおります。
その中でも一際目を引くのが三姉妹こけしの一つ。
現在修復作業中(2010年8月現在)との事ですが、何せその大きさが3メートルもある。
皆さん、3メートルのこけしなんて見た事ありますか?
女将は笑顔で「珍しいでしょう?」なんて仰いますが、これはちょっと凄い。
他の2体は同じ温泉の山水荘と、温泉街に設置されているそうです。
興味のある方は3体全部を写真に収めてみてはいかがでしょうか。



3mの巨大なこけしの前で、女将さんの齊藤さんと一緒に!


先代の女将さんが台湾旅行のついでに買ってきた壺。
なんと豪快な!

ちなみに観山荘の中には【こけし工房】もあるので、こけし作りにチャレンジしてみては?
また観山荘にはギャラリーもございまして、会津出身の作家達の貴重な作品が展示してある。
木彫りの西山勇三先生、木版画の斎藤清先生、絵画の佐藤龍先生。
いずれも超一流の名前が揃っているが、観山荘にはその作品が展示してあるのです。
温泉も楽しみながらギャラリーにも目を向けてみると、
身体も心もゆったりと満たされていくのが実感できると思いますよ!

ロビーや客室に向かう廊下には、木版画家 斉藤清さんの作品がいっぱい!

さて女将の話を伺った我々は、早速温泉の取材へと向かいました!
こちら観山荘には温泉入浴指導員という資格を持つ従業員が8人いらっしゃる。
この資格は温泉をより安全に、そして楽しく利用してもらう為に、
利用者に適切な入浴方法をアドバイスする知識を学んだ人に与えられる物。
今回は観山荘の美人温泉入浴指導員・遠藤静枝さんに観山荘のお風呂について教えてもらった。



「眺望」の大浴場


「眺望」の絶景露天風呂

観山荘本館には大浴場が2つあり、名前を【眺望】【満月】と言う。
泉質は単純泉で神経痛・関節痛・筋肉痛に効果があるとの事。
泉質自体が一肌に近いph値なので、お肌に優しい温泉なのですね。
そんなわけで、眺望で遠藤さんにお話しを伺う内に、
何せ温泉で服を着てのインタビューなので汗だくになってきたYAJIKITA一行。
大浴場の外にある絶景露天風呂で我慢が出来なくなった井門Pは、
『風呂、そろそろ入らせてくれよ〜!』と叫ぶも、佐々木Dに軽く一蹴され…。
だがそれもそのはず、ここ観山荘にはまだまだお風呂の見どころが沢山なのだ!

遠藤さんに案内されて館内を移動すると、何やら純和風のお洒落な入り口に出てきた。
ここが観山荘名物の貸切露天風呂『温泉長屋』なのであります!
宿泊・休憩客の為の完全予約制のお風呂になっており、50分で1050円。
4つのお風呂は【いやしの湯】【いこいの湯】【ゆとりの湯】【めぐみの湯】となっている。

遠藤「この頭文字を並べると、“い・い・ゆ・め”になるんですよ♪」
一行「おぉ〜!!」

バリアフリーで、高齢者や身体に障害を持つ方の事を考慮して作られた【いやしの湯】。



いやしの湯

木で出来た浴槽が何とも風情を醸し出す【いこいの湯】。



いこいの湯

石造りの浴槽が重厚な存在感を示し、ちょっとだけ偉くなった気になる【ゆとりの湯】。



ゆとりの湯
組み上げた石がこれぞ露天風呂! という印象を与える【めぐみの湯】。


めぐみの湯

一つ一つを案内されながら、遠藤さんと同時に手を湯船に浸けては『混浴ですね』と、
最早信じられない親父発言をする井門P。彼もTALKにいよいよ加齢臭が出てきた。
若かりし頃、子供達に「おじさん」と呼ばれて怒っていた頃の気持ちはもう無い。
多分今ならすんなり受け入れるだろう「おじさん」という呼称を。
と言う訳で遠藤さんとおじさんは、次々と露天風呂を見て回る。

さぁ、そしてここでYAJIKITAにまたハプニングの神様が降り立った!
最後のコメントを収録しようと、貸切露天風呂の【めぐみの湯】に入りにきた井門P。
本来ならここでの〆コメントは鹿児島の釜風呂の時の様に、一人で湯船に浸かると言うもの。
ところが脱衣所で服を脱いでいた時、カメラマン慶吾氏が一言。

よし! 俺も入る!

と何と一気に全裸になるではありませんか!?
皆さん想像してみてください。髭の生えた全裸の太っちょが、
生まれたままの姿でハンディカメラを持っているのを…。マニアック過ぎます…。
と言うわけで、僕の目の前にはカメラを抱えた全裸の太っちょが。
ザブンと一緒に湯船に入り(貸し切り露天風呂が広いので、二人でも全然余裕)、
カメラを水面ギリギリまで低く構える慶吾氏。
『浸かっちゃう! 浸かっちゃう!』と言う周りの声にも動じる事もなく、
ゆっくりとカメラを僕に向ける様は、それだけなら立派なプロの風格なのですが、
何せ全裸でカメラですから、安っぽいAV監督みたいになっているわけです(笑)
Dの佐々木氏は湯船の外からマイクを構えているので、
ここで土湯温泉の〆コメントを綺麗に収録しようとしていると…、

ざばーん!


何と良い所で慶吾氏が湯船から身体を引き上げるではありませんか!?
井門Pの目の前でブラ下がる慶吾氏のお粗末君。
しかもその姿でカメラを構えながら井門Pの方へと【じり、じり】とにじり寄ってくる。
今回ほど〆コメントでスタッフが大爆笑した回も少ないのではないでしょうか。



お見苦しい写真ですみません…。もっと凄い写真は封印させて頂きます!

これ、動画ではどうなってるのか分かりませんが、
もし勇気のある方がいらっしゃったら、動画の方もチェックして戴けたら幸いです。
あっ、慶吾氏曰く『YAJIKITAに新しい風を吹かせたかった』とか…。
しかも〆コメントを喋っている最中に、洗面器に入れたキンキンに冷やした水を、
あろうことか井門にかける久保氏…。土湯温泉に轟くおっさんの悲鳴。
確かにね、鹿児島の時は増田氏に熱湯をかけられましたよ。
だからと言って、今度は冷水にしてバリエーションをつけなくても良いんだぞ。
ってか君たちさ、どんだけ自由なんだよ…(笑)



温泉入浴指導員の遠藤さんと一緒に!

色んな事があり過ぎた土湯温泉のロケ。
まぁ、ここまでは本編で使われた素材だとすると、ここからは番外編です(笑)

全ての取材を終え、観山荘の夜も更けて。
毎度毎度、男子校の修学旅行の様なYAJIKITAの取材旅行であります。
この夜もお酒を飲みながら、おバカ話に華が咲いていたのでありました。
お酒の量と共に徐々にはだける浴衣、だらしないオッサンの完成。
翌日の取材もあるし、そろそろ布団に…と思ったそんな折、
何やらゴソゴソと機材を出し始める佐々木氏。
寝ている時も片時もマイクで面白音源を拾う事を忘れない、ストイックな佐々木氏。
井門の枕元にはふわっふわの風防が付いたマイクがセットされている。

【ほほぅ、これは布団に入った時のリラックス井門Voiceも録りたいのだな…】

そんな事が脳裏に浮かび、何とかこの瞬間も面白い事を言おう、言おうと考える井門P。
休む時までサービス精神は旺盛だ! 頼もしいぞ、井門P!
さぁ、どんな面白い話をつぶやこうか、なぅ…。

佐々木『(稲川淳二さんの物真似で)いやぁ、僕もね、何だか嫌だなぁ、
嫌だなぁって思ったんですよ。そしたら突然ドアが“に〜”って開いて、
その途端隙間からにゅっと手が。うわぁっ!!』

―ひとしきり話し終わって佐々木氏、爆笑―

佐々木『(小林克也さんの物真似で)じぇっとすとりーむ!!
ふぁっ、ふぁっ、ふぁっ、何でだよ〜。』

―自分に突っ込みながら佐々木氏、爆笑―

久保『佐々木君、面白いね〜!』
佐々木『いやいや、そんな事ないですよ〜。(大沢悠里さんの物真似で)じぇっとすとり〜む。
(山下達郎さんの物真似で)じぇっとすとりーむ。』

―久保氏と佐々木氏、爆笑―

 

結局お前の一人芝居かっ!?

 



こうしてね、人の良い井門Pの出番は殆ど無くてさ。
後で佐々木氏が自分のレコーダーに入っていた自分の物真似聴いて、また爆笑したってんだもの。
平和ですよ、我々YAJIKITAのスタッフってぇ奴は…。
ところがですね、この平和な旅に衝撃的な出来事が起こったのです。しかもこの後。

(ここからも稲川淳二さん風にお読み下さい。)

あれは、午前3時位だったでしょうかね。
豆電球のオレンジの灯りをうっすら瞼の裏に感じ始めちゃって、
「あぁ、変な時間に起きちゃったんだなぁ」と思ったんですよ。
でもね、途中で目が覚めたのには、実は訳があったんですね。
音が…、聞こえるんですよ。僕の頭の方、佐々木氏が寝ている方から。
最初はね、水でも漏れてる音なのかなぁって思ったんですけど、違うんだ。
部屋の構造上、僕らが寝ている和室には水道設備はないんだ。ぢゃあ…、一体何だろう?
水が、漏れている様な音がするんですよ。

【ピタ、ピタ、ピタ…】って。

それもすぐ近くから聞こえてくるんだ。うぅぅぅぅって、息を飲みましたよ。
この音に気付いているのは、間違いなく自分しかいない。
だってそうですよ、他の二人のいびきが聴こえるんですから。
私は怖くてね、だってこの部屋で起きているのは自分しかいないって事じゃないですか。
必死で寝よう、寝ようとしても、頭の方からは「ピタ、ピタ、ピタ」って音が鳴り止まない。
出たな、と思いましたよ。はっきり聞こえてくるんですから。
ぐぅっと目を閉じて、布団をかぶっても音が鳴りやまない。
それどころか、起きている私に気付いてくれと言わんばかりに音が続いてくるんです。

【ピタ…、ピタ…、ピタ…、ピタ…、ピタ…、ピタ…】

私は怖くなって、でも気になって気になって仕方ない。
人間ってのは「いけない、いけない」と思うとどうしても興味を持ってしまう。
因果な生き物なんです。皆さんも御経験、あるでしょう?
私はね、ぐっと息を吸い込んで、布団の中から首をぐぅっと回して、
そぉっと佐々木氏の方を見てみたんです…。そしたらね、佐々木氏が…、布団にいないんだ。
ただ佐々木氏と同じ様な大きさの塊が、布団と一緒に畳の上に転がってる。
よぉく見てみたんですよ。そしたら、その布団の塊から人間の足がにゅうっと出てる!

うわぁ!!

私は声が出るのを止められなかったですね。
でもね、じっと見てみると、それ、佐々木氏の足なんです。
しかも寝ている筈の彼の足が、何やらかなり元気に動いている。
するとあの音が聞こえてくるんです。

【ピタ…、ピタ…、ピタ…。】

よぉく見ると、佐々木氏の足の動きと連動している。
【ピタ…、ピタ…、ピタ…。】
浴衣なんかはもうはだけてね、足が出てるわけですよ。
凄いですね、ディレクターってのは、よっぽど何かのストレスを抱えているんでしょう。
佐々木氏、爆睡していびきまでかきながら、まるでハンドクラップの様に…、


腿で自らの腿をピタピタ叩いているんですもの…。



これはある意味怖かったですよ。
それと同時にわたくし、真夜中に爆笑してしまいました…。
うん、こいつとならこれから先もやっていける、と。気持ちを新たにした夜でした(笑)

観山荘で豪華な夕食を頂いた後に、温泉街に繰り出して午前様まで飲んだ井門P。
そりゃ〜、ピタ、ピタ、されても仕方ないわなぁ〜。

翌朝、眩しい朝日が差し込む中、部屋からの景色を改めて眺めました。
むせ返る様な緑の匂い、押し寄せる蝉の大合唱。
眼下に流れる川音の大きさは、それだけで水の豊かさを想像させます。
展望の宿・観山荘。今回我々は、温泉街が一望出来る部屋を用意して戴きました。
目線の先には色濃い緑の山々が広がり、スーッと視線を下ろすと温泉街の賑やかなたたずまい。
その中を悠々と流れる川。温泉街の街路灯は提灯となり、夏の気分を盛り上げてくれます。

季節はこれから夏の終わりから秋、そして冬へと変わっていきます。
それぞれの季節に、この地がどんな表情を見せてくれるのか。
部屋から眺める自然の美しさを感じながら、再び僕は土湯温泉を訪れようと思うのです。




≪今回のオフショット!≫



YAJIKITA一行が宿泊した部屋に飾ってあったこけし。 映像カメラマンの慶吾に、お腹が似ているような…。