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旅人 : ふくしまFM 三吉梨香

会津が生んだ世界の偉人 野口英世

     
 

YAJIKITAは、2005年の夏に裏磐梯を旅して以来、5年ぶり!
私のことを、「5年前は新人だったから、今は入社5年目!」と思い込んでいた(!?)
YAJIKITAスタッフの皆さまに、その間違いを指摘すると、
スタッフさんのテンションがガタオチになったような気がし、プチショック・・・。
気を取り直し!! 今回は、福島県が生んだ偉大なる医学者、
そう、1000円札にもなっている野口英世博士の足跡を辿るべく、
彼の故郷、猪苗代、そして青春時代を過ごした会津若松を旅してきました。

まず訪れたのは、「野口英世記念館」。
猪苗代湖の北岸というロケーションも抜群の場所にあります♪
館内には、野口英世博士の銅像や石碑をはじめ、身の回りの品はもちろん、
英世が描いた奥様メリーさんの肖像画、書籍などが展示されています。

そうそう!
野口英世は、実際にこの場所で生まれ育ち、記念館には、生家も残されているんです。

こちらは、英世が一歳のときに落ちて、火傷した囲炉裏。

英世が19歳で上京する際、床柱に全身の力を込めて小刀で刻みつけた、決意文。
「志を得ざれば 再び 此地を踏まず」。大きな大きな決心を物語っていますね〜。

野口英世博士の人型ロボット。リアルです。瞬きもするし、手も動かすんですよ。
千円札になった感想を聞くと・・・。
「一万円札かと思ったのに残念! なんてそれは冗談。
千円札のほうがよく使われるし、
科学者としては初めてお札に選ばれたから光栄だよ。」だそう。お茶目な方です。



英世が描いたメリー夫人の肖像画


千円札と一緒に!


野口英世の身長は153cm。私より小さかった!


清作から英世への改名を裏づける戸籍謄本の写し

さてさて、皆さんは、野口英世という名前は、改名後のものということをご存じですか?
この世に生をうけ、授けられた名前は、<野口清作>でした。
ですが、あるとき、<清作>から<英世>に改名します。
その理由はというと、小説「当世書生気質」に登場する野々口精作が、
親からの仕送りで遊んでばかりいる人と描かれていたためだそう。
同姓同名ではないのですが・・・。
小説の中の人物であっても、遊んでばかりいる人と似た名前は嫌だったんですね。
戸籍まで変えてしまうなんて、することが大きいです。

有名な、母シカさんからの手紙です。
拙い文字に、その想いの強さが込められています。
明治45年、母シカは、アメリカにいる英世に帰国を促すため、
幼い頃に覚えた字を思い出しながら手紙を書きます。
この手紙を手にした英世は、親不幸をしている思いがして、
涙がとまらなかったそうです。
ただ、研究や講演が控えていた英世には、帰国は許されませんでした。
英世は、母の思いを叶えるために力をつくしたいと思ったでしょうね。

案内していただいた、「野口英世記念館」の学芸員 森田鉄平さんと。
もし英世が生きていたら、一緒にお酒を飲んで、恋愛について聴いてみたいそうです♪
知らなかったエピソードを沢山教えて頂き、ありがとうございました。

 

続いてやってきたのは、英世が青春時代を過ごした、会津若松!
会津若松には、“野口英世青春通り”という通りがあるんですよ。

この通りに、レトロなカフェを発見。こちが「野口英世青春館」です。
蔵づくりのオシャレな館内は、
1階がカフェ、2階が展示室になっているのですが、
実はこの建物、元は、野口英世が、医師を目指すきっかけとなった、
手の手術を受けた「会陽医院」なんです。
今では、野口英世ファンが沢山訪れる、聖地になっています。



野口英世がここで書生として勉強していた時の机

英世は、学校を卒業したあと、この場所に住み込み、
医師になるために、猛勉強に励みます。
実際に使っていた勉強机もありましたよ。医師免許をとるための勉強だけではなく、
ドイツ語や、フランス語、英語、中国語などの語学も、この場所で勉強したそうです。

1階のカフェでコーヒーを頂くと…、あら、可愛らしいカップ♪



ヨネさんの生家は、今はお茶屋さんの倉庫になっていました

野口英世青春通りには、野口英世博士の初恋の人、山内ヨネさんの生家もありました。
ご存じの方も多いと思いますが、
英世博士のヨネさんへの想いは、それはそれは熱烈でした。
上京後もヨネさんが忘れられないばかりか、
渡米してもヨネさんへの想いが消えることはなかったそうです。
う〜ん。こんな風に思われてみたい!? ですね。

野口英世青春通りを案内してくださった、
「野口英世青春館」館長の、照島俊明さんと“野口英世青春広場”の銅像前で。

ノーベル賞の候補にもなり、後世にその名を刻んだ野口英世博士も、
私たちと同じように、笑い、泣き、苦しみ、そして恋をしていたということを、
今回の旅を通して実感しました。
偉大な人物が、身近になった時間でした。

皆さまも、福島にお越しの際は、
是非、野口英世博士が生まれ、愛した場所を巡ってみてください。
素敵な発見がきっと沢山あるはずですよ。