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旅人 : JFNパーソナリティー 中田美香

あっ晴れ! おかやま国文祭 備前編

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ドドーんとそびえたつのは、黒い天守閣!
岡山城の天守閣は、別名“烏城”とも呼ばれ、壁が黒いんです。
おごそか、ですよね・・・。
お隣、兵庫県にある姫路城が真っ白なのに対して、こちらは真っ黒。
その対比もオモシロイ。

岡山城からスタートした今週の旅は、
岡山県の東南部にあたります、“備前”と呼ばれるエリアをグルリと周りました!
今週も『国民文化祭おかやま2010  あっ晴れ! おかやま国文祭』開催を前に、ワタクシ、
幾多もの日本の伝統的な文化にかけ足で触れ、体験。
ワタクシの芸術アンテナはひさびさにグイグイと伸び、ビンビンに刺激されました。

第25回 国民文化祭・おかやま2010 あっ晴れ! おかやま国文祭」 <公式ホームページ>

最初にお邪魔したのは、西大寺にあります「服部壽賀子いけばな教室」です。
岡山市内とは思えない、どこか懐かしさを感じる穏やかな住宅街の中にある、
ひときわ立派な、木の門構えをした先生のお宅には、幅広い年齢層の生徒さんが集まっていました。
池坊の基本にある、「立花」「生花」「自由花」の3種類をそれぞれご説明頂いた後、
教室内に飾られた「立花」を鑑賞。
キラッとヴィヴィッドなピンク色を放つ“ジンジャ —”の花と、
柔らくて優しげなピンク色の弁慶草。
これが見事にマッチしていて、とても素敵♪

続いて、服部先生が目の前で「自由花」、つまりフリースタイルで生けて下さいました。
パッパッ、チャチャッとまるで魔法のごとく、
アッという間に格好良く生けて下さり、ただただカンドー。
私もあんな風に生けられるようになりたい。
華道、本気で習おうかしら・・・なんて思った瞬間でした。いやマジで。



服部さんと一緒に!

続いて、瀬戸内市の長船にある「備前おさふね 刀剣の里」に向かいました。
館内を案内して頂いたのは、こちらで学芸員をされている、植野哲也さんです。
実際に生で日本刀を鑑賞できるだけでなく、刀鍛冶、漆を塗る方、研ぎ師など、
日本刀にまつわる職人さんの「匠の技」もみることが出来るのが、
こちらの博物館の特徴です。

でも、日本刀をしみじみ鑑賞したことなんて、もちろんないワタクシ・・・。
どこをどう見れば良いのやら・・・まるで、ちんぷんかんぷん。
すると、植野さんが、まずは日本刀の「姿」をよくご覧下さいと提言。
ふむふむ。なるほど。
じーーーーーっと見つめると、刃渡りの長さや、幅、厚み、反っている箇所など、
どれひとつとして同じ日本刀は存在しない。
それぞれの違いで、その日本刀がどの時代に作られ、どのような方が使っていたのかなど、
刀の背景を知ることが出来るそうだ。

でも、ワタクシったら、棟の部分を指さして、
「随分刃の部分って厚みがあるんですねぇ・・」なんて感想をこぼし、
スタッフ一同大コケしてました。
はい、すみません。

そんなワタクシを見かねてか、植野さんが本物の日本刀に触れさせて下さいました。
奥にある和室に通して頂き、正座をした状態で、ワタクシの隣で、
鞘から刀剣を抜き放ち、さらに納刀に至るまでの作法を手早く説明して下さった。



植野さんにしっかりと作法を教わるのだが…

そして、いよいよ次はワタクシの番。
実際の刀剣に触れると、不思議と集中力が高まり、姿勢や呼吸を思わず正したくなる。
想像以上に刀剣は重くて、鞘から巧く抜けない。
しかも、カラダはガチガチに緊張してる。



手にしたその瞬間から、ガチガチになり…


鞘から刀を抜くも…
「あれ? 私の手の長さより刀の方が長くね? 抜けなくね?」 ってな感じに…


そして構えてはみたものの、ガチガチの緊張から情けない表情に…
伊賀忍者の時の井門に負けないくらい、すぐに切られそう。

振り返ってみると、刀剣と向き合うということは、
つまり自分自身と向き合うことに近いのかもしれないと感じた。
古に思いを馳せながら、しばし過ごした緊張のひととき。
刀を無事収めると、ドッと疲れが押し寄せ、汗が額からダラダラ落ちる。

そして、足が・・・・。

痺れまくりでございます(苦笑)。

「こらぁ、久保さん!!! カッコ悪い写真を撮るでない〜(笑)」。



あ、もう一枚あった! 上の写真の20秒後。by.久保

初めてじっくりと鑑賞した日本刀は、
鞘もデコラティブで、金の粉がまぶしあったりもする。
それぞれにストーリーがあって、そこから昔の方の粋な暮らしぶりが垣間見えたりする。
日本刀への見方がガラリと変わったような気がする。



安藤さんが作業する鍛刀場


安藤さんと一緒に!

そして、匠の技にも触れさせて頂いた。
刀匠の安藤広康さんが、暑い中で火を熾し、汗だくになりながら作業をする風景をも拝見。
重ねて感謝。
さらに、瀬戸内市教育委員会 社会教育課の吉崎知子さんには、
国文祭のことを詳しくお伺いしました。
国文際に向けて本当に沢山の方が頑張っているんだなぁ。



植野さん 吉崎さんと一緒に!

楽しみなお食事タイムは、岡山市だけに古くから伝わるご当地グルメ「デミカツ丼」に舌鼓。
カツ丼といえば、卵でとじたカツを思い浮かべますでしょう?
でも、こちらは、卵ではなく、デミグラスソースがのっているんです。
今回お邪魔した「味司野村」が発祥の地。
ご飯の上に、トンカツ、ボイルしたキャベツがのり、そこにたっぷりのデミグラスソースがかかる。
洋食風の高級感あり、サクッとしたカツのおいしさに、
高級感漂うデミグラスソースが見事にマッチし、これ激ウマです。
B級グルメと呼ぶのは大変失礼・・・。
岡山ご当地グルメ「デミグラス丼」、あ〜思い出すだけでまた食べたくなる。



「味司野村」の名物「デミカツ丼」!
メニューの表記は「カツ丼」だが出てくるのは「デミカツ丼」。 ちなみに皆さんご存知の一般的なカツ丼もあって、
メニューを見ると「玉子とじカツ丼」となっているのだ!


ムラカミさんと一緒に!

おかやまデミカツ丼応援隊 事務局長のムラカミヨシコさん。
デミカツ丼を愛していらっしゃるけど、とてもほっそりしていて可愛らしい方です。
ムラカミさんのお姿にすっかり安堵して、ワタクシ、ヒレ肉のデミカツ丼を完食いたしました。が・・・・それが何か?

旅の締めくくりは、備前にいったら外せない、備前焼。
訪れたのは「備前焼伝統産業会館」。



「備前焼伝統産業会館」では
有名な陶芸家の備前焼がたくさん展示販売されている
榊原さんのコーナーも発見!

岡山県備前陶友会の理事で、備前焼伝統工芸士会会長、自ら作家でもいらっしゃいます、
榊原清人さんに、備前焼の魅力を教えて頂き、
さらに、備前焼を教えて頂きながらワタクシも初の備前焼にチャレンジしてまいりました。
てびねりで茶碗作りにいそしみました。



榊原さんに教えて頂きながら茶碗作りスタート!


だいぶ形になってきたよ〜


意外とうまくない、ワタクシ!?


意外とうまくない、ワタクシ!?
(なぜ 二度言う! そんなに不安かい? by.久保)


ひっくり返して底の部分に着手!


ワタクシのしるし「み」を入れてみた!
何だかイビツだけど、これも世界にひとつだけしかない立派な芸術品な〜り!


榊原さんと一緒に!

備前焼には七不思議があるそうで、
これを訊いたらだれもが備前のトリコになること間違いなしです。

(1)投げても割れぬ、備前すり鉢
釉薬をかけず裸のまま、約2週間前後1200度以上の高温で焼き締めるため、
強度が他の焼き物に比べると高いレベルにあり、投げても割れぬと言われるそうな。
(2)冷たいビール、温かいお茶
備前焼は内部が緻密な組織をしているために比熱が大きく、保温力が強いんですって。
(3)きめ細かな泡で、うまいビール
備前焼には微細な凹凸があり発砲能力が高いことから泡がきめ細かく、
泡の寿命が長いことから香りを逃がさないので、より美味しく飲むことができます。
(4)長時間おくと、うまい酒に
備前焼の内部に微細な気孔があるため、若干の通気性が生じ、
酒の酵母菌の働きが活発になり熟成効果が期待されるとか。
(5)新鮮でうまい料理が食せる
備前焼は、他の焼き物に比べて表面の小さい凸凹が多く、食物が皿肌に密着しないので取りやすく、水分の蒸発力が弱いので乾燥を防ぎ、新鮮さを保ってくれるんですって。
(6)花瓶の花が長もち
備前焼には微細な気孔と若干の通気性があるため、長時間生きた水の状態が保たれ、花が長もち。
(7)使うことで、落ち着いた肌ざわり
使い込むことにより角が段々と取れ、使えば使うほど落ちついた味わいを増す。

どうです。
こんな魅力を教えて頂いたら、備前焼がほしくなるでしょ?
スタッフには、買って帰るー! と伝えてあったのですが、
ワタクシがタラタラてびねりをしていましたら、飛行機の時間が近づき、断念(泣)。
今回の旅では、様々なモノ作りをする職人さんの真摯なまなざし、情熱に触れ、感嘆!
「その道何年!」という方々がみな口ぐちに、
「満足いくにはまだま〜だかかる」とおっしゃっている姿には本当に頭が下がります。

この素敵な職人さんたちの作品の数々は、
「国民文化祭おかやま2010 あっ晴れ! おかやま国文祭」で鑑賞できます。
「国民文化祭おかやま2010 あっ晴れ! おかやま国文祭」は、
10月30日から11月7日まで、岡山県全域で開催。

是非あなたもお出かけ下さい。
あっぱれ!!!

ワタクシも改めてお邪魔したいです♪

第25回 国民文化祭・おかやま2010 あっ晴れ! おかやま国文祭」 <公式ホームページ>


備前市には備前焼を作るレンガの煙突が至る所に!


茅葺屋根の家も発見!




≪今回のオフショット!≫



備前焼のハニワとワタクシ

 

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