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旅人 JFNアナウンサー 井門宗之 &&&

      富士の自然を満喫!!

 
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樹海の清掃活動を終えたYAJIKITA一行が続いて向かった先は、日本で一番新しい国民休暇村「休暇村富士」である。

富士山の麓、静岡県富士宮市にある湖「田貫湖」。この湖のほとりに「休暇村富士」はある。富士の自然に調和するように作られた建物は、外観、内装ともに落ち着いた雰囲気だ。周りは杉林に囲まれ、何と全ての部屋がマウントビュー&田貫湖ビュー!この「〜〜ビュー」という言葉に人は弱い。

休暇村富士に入ると、フロントの奥にはラウンジがあり、そこから富士山&田貫湖が丸見え(丸見えって言い方もないか)なのである。

絶景!

外にはデッキがあり、アマチュアカメラマン達が自慢のカメラでベストショットを狙っている。清掃活動で見た富士とは全く違う表情を見せる日本一の山。遠くから眺める富士山はやはり美しいのだ。

清掃でお腹もぺこぺこの我々は、一旦部屋に入り地元料理を満喫すべく、レストランへ!

ブッフェスタイルのレストランに並んだ名物料理、その数およそ50種類以上!山の幸、海の幸、フルーツ、デザート何でもござれ!ビバ「国民休暇村富士」!

目移りしちゃって大変な中で、お勧めはなんと言っても「桜海老」と「白魚」のお造りである。

薄桃色の桜海老、透明な身が何とも言えない白魚。どちらも「どっさり」と用意されているではないか!?

ほとんど満席状態のレストランは手に手にお皿を持った、幸せそうな旅行客でごった返している。

そりゃあ、こんな美味しそうな料理を目の前にしたらどんな人だって幸せになるってもんだ。日常の嫁姑問題、家庭内不和も忘れて、皆さんお腹いっぱい(うそです)。

さて、沢山の料理を横目に板長さんにお話を伺っていると

「桜海老を使った、一風変わった料理もあるんですよ!」

と言うではないか。桜海老って小指よりももっと小さいサイズの海老ちゃん。これをまさに「どう料理した」と言うのでしょう!?コレ皆さんはどんなものを想像しますか?

実はこの料理、「沖あがり」という名の(小野不由美の小説に出てきたアレではないのでご注意)漁師料理。

桜海老を卵とじ風にした、ちょっとした鍋物。煮るとまた桜海老の色身が増して、香りも立つ。その芳しき桜海老を一口頬張れば、そこに広がる潮の香り。

「嗚呼、母なる海よ有難う。」

などと自然に感謝したくなる。

海の幸を堪能した後は、やはり富士宮名物焼きソバもいただいた。抜群の歯ごたえと香ばしい匂いに、ビールが欲しくなるもののまだこの時点では仕事中。一通りレポートも終えた後、もう妊婦さん並のお腹になりながらYAJIKITA一行は富士の食事を満喫したのであった。

お腹も一杯になり部屋へ戻ると、我々の愛すべきプロデューサーがまたいない。レストランから部屋までは、物凄く単純なルートである。「初めてのお使い」でもあるまいし、はぐれるなんてありえない。

とは言うものの、さほど心配もせず飲み直そうとしたその時、部屋の入り口に満面の笑みのプロデューサー。

「へへ」

と嬉しそうな彼の手には、「人生ゲーム」。
眩しい、アンタ眩し過ぎるよ。
なんだい、それを男4人で酒を飲みながらやろうってぇのかい?
富士の麓、田貫湖のほとりで「人生ゲーム」?
人生ゲームで、人生を考え直そうってかい?
銀行は誰がやるってぇんだい?

…そこにいたプロデューサー以外の人間は皆思っただろう。しかしいつの間にか、ボードをセッティングしている俺たちがいる。銀行の準備をしている俺たちがいる。ルーレットを回している俺たちが…(もう良いって)。

こうしておっさん4人、夜も更けるまで人生ゲームに興じるのだった。ワオ、何て健全(笑)終ってみると手形だらけのプロデューサー。真っ赤っ赤でした。
一夜明けて。

少し曇り模様の田貫湖周辺。周りは湖に山、そうなるとやはり都内とは気温が違う。体感温度でも4℃〜5℃くらいは違う気がする。

ここにはどんな生き物が棲んでいるんだろう。

富士の生態系を調査すべく(そんな仰々しくもないが)、我々川口探検隊もといYAJIKITA一行は、休暇村から車で5分程のところにある、富士で唯一の湿原「小田貫湿原」へと向かった。

今回、小田貫湿原をガイドしてくれるのは「休暇村富士」の土田さん。
土田さんもよく散歩に訪れるという小田貫湿原。

一周およそ30分くらいの散策になるのだが、湿原特有の植物や昆虫などが来る人を迎えてくれる。
草むらを分け入ったときに、足元に付着する朝露。土の香り。
子供の頃は当たり前に近い存在だった、その一つ一つを懐かしく感じる。それだけ今の自分からは遠く離れていたのだ。少々考えてしまった。

さて、ここではトンボも数多く見ることが出来ると伺っていたのだが、思いがけず今シーズン初の「赤とんぼ」を発見。

我々が訪れたのは8月21日。やはり都内よりももっと早く、富士の周辺には秋が訪れるようだ。

湿原の自然を満喫した後は、環境省の施設でもある「田貫湖ふれあい自然塾」へ。

パンフレットによると「田貫湖ふれあい自然塾」とは

【環境省が進めている自然学校の第1号です。『自然とのふれあい』に重点をおき、専門のスタッフによる自然体験プログラムと、充実した体験のためのビジターセンターおよび宿泊施設を併せ持つハード・ソフト一体型の施設です。】

との事だ。

ここのスタッフ岩崎さんにお話を伺いながら、僕も様々なものにチャレンジしてみた。
そう、ここでのキーワードは「チャレンジ」なのである。

まず僕らが向かったのは「ジオラマ洞窟探検」である。

富士山は世界有数の火山洞窟地帯。ここは2フロア分の高低差がある洞窟を、そこに生きる動植物の生態系を勉強しながら探検するというもの。

日本洞窟学会監修だけあって、リアルなんてもんぢゃない
(大体、日本洞窟学会ってなんだ?気になった方はhttp://www.netlaputa.ne.jp/~ssj/でチェック!)。

ふれあい自然塾は、他にも外にアスレチックコースがあり、巨大シーソーや8メートルのクライミングボードなどがある。

岩崎さんとアスレチックコースの木道を歩いていると、遠くから子供たちの歓声が聞こえてきた。


スタッフ「井門くん、せっかくだから子供達にインタビューしてみよう!」

井門「あっ、良いっすね!可愛い声取れるんぢゃないっすか!?」


思えば、これがケチのつき始めだったのである…。
人間、軽はずみな事は言うものではないのだ。
始めに断っておくが、僕は子供が大好きだ。そして割と子供に人気もあると自負している。

しかし、この日を境に子供が信じられなくなった…(笑)
さて、話を戻そう。

子供たちの声のする方へ行くと、30人ほどの子供がクライミングボードの前に群がっている。

聞けばこの自然塾が開催しているキャンプに参加している子供たちらしい。皆素直で明るい笑顔が眩しい。人生ゲームを持ってきたプロデューサーにも負けてない。

このクライミングボードなのだが、8メートルもある本格的なものだ。
ボードには登る為のボコボコした拳大のもの(専門用語では何て言うのでしょうか?)が、ランダムにくっついている。

登る時はこれを手がかりにしながら上を目指すのだが、流石に高さ8メートル、登るなら命綱を付けなきゃ死が待っている。DEATH。

ただこの命綱が今回のポイント。装着すると力士のマワシのような感じになるのだ。腰の部分にフックが付いていて、そこにロープをつなげるタイプ。

はっきり言って、下半身の色んな部分に食い込んで(しかも登り始めると、若干体重もかかるのでグイグイくる。)、痛い。そして何だか恥ずかしい。

痛さ+恥ずかしさ。いずかしさ。愛しさと切なさと心強さと。ppp〜♪
僕らYAJIKITA一行がこのボードの前に到着すると、子供たちが待ってましたとばかりに群がってきた!

「ねぇ、ねぇ、何とってんの?NHK?いえーい!!」

「ねぇ、あなうんさー?」

「どっからきたの?おれたち映るの?いえーい!」

「いえーい!」

…学級崩壊…。そんな言葉が頭をよぎる。気をとりなおしてミニラ達にインタビュー。

井門「ここのどんな所が好きかな?」

ミニラ達「自然がいっぱいなところー!虫たくさん捕まえたよー!」

…なんて無邪気な答え!おじさんちょっと感動したぞ。
悲しいかな、今じゃテレビゲームで夏休みを疑似体験する時代。こうして本物の自然に、子供の頃から触れる事はとても大切なことなのだ。少なくともここにいる子供たちにとって、この自然はどんなゲームよりも面白いものらしい。

よし、この可愛いくて純真な子供達の楽しい思い出作りに一役買ってやろうじゃないの!
僕はインストラクターさんにクライミングの体験をさせてもらえるよう交渉。すんなりOK。

インストラクター:「じゃあ皆!東京から来たアナウンサーさんが、今から皆にお手本をみせてくれるって!」

ミニラ達:「いえーい、がんばれー!」

最初は応援してくれた…。
そう最初のうちは。

恋愛でも何でも、知り合ってすぐが、一番盛り上がるものである。
僕が半分くらいまで登った頃だろうか、下にいるミニラ達から一斉に声が掛かり始める。

「早く登れよー、遅いよー、替わってよー!」

そう、彼らは単純に見ているだけのシチュエーションに飽きたのだ。子供という生き物は実に正直である。
(この辺りの子供達とのやりとり、映像でもお楽しみください。)

下半身に食い込む命綱にも負けず、子供達の「落ちろコール」の大合唱にも負けず、なんとか無事に降りてきたYAJIKITA一のへっぴり腰、井門宗之。
そんな僕には脇目もふらず、さっさと命綱を装着してクライミングボードを器用に上り下りする子供達。
それをある意味尊敬の眼差しで見上げていると数人の子供達に囲まれ、

「ほら、見てごらんよ。みんなオジサンより上手いでしょ?」
オジサンも頑張ったけど、遅いんだよー。」

井門宗之28歳。生まれて初めて「オジサン」と言われたとです。加齢臭とか、まだしないとです。

8メートルのクライミングボードを登った疲れや達成感、「ふれあい自然塾」周りの空気の美味しさ、そして間近にそびえる富士山の息を呑む美しさ。

沢山の足し算がありましたが、計算式の最後に「−オジサン」を付けただけで、解答がマイナスになるのは何故…?それに合わせるかの様にポツポツと降り出した、雨。涙雨。なんて言いながら、子供達とはしっかり仲良しになってきたんですけど(笑)
さぁ、このように「田貫湖ふれあい自然塾」で色んな体験をしたYAJIKITA一行。

森の中にはムササビの巣箱や宿泊施設のコテージなんかもあって、沢山の体験プログラムが訪れる人を満足させてくれます。是非みなさんもここで富士の自然を感じてみては?
コスモアースコンシャスアクト クリーンキャンペーンで訪れた今回の取材旅行。

2日間で富士山の色んな表情を見られた気がする。これは「休暇村富士」の土田さんが仰っていたことだが、富士山は見る場所を少し変えただけで、全く違う顔を見せてくれるという。

今回僕らは大量のゴミが溢れる樹海の中に入り、また遠くからの美しい富士山の姿も見ることができた。

全く別の顔だ。
富士山という一つの生き物。
富士山に生かされている生き物。
大きな一つのいのち。

しかしこの大きないのちの麓には、大量のゴミが不法投棄されていることも事実である。これは地道に綺麗にしていくしかないのかもしれない。

何年かかるかも分からないが、僕はまたここにきて清掃活動に参加しようと思う。
子供達が好きだと言っていた

「自然がいっぱいの富士」。

これを守っていくのは、いま生きている我々の役目なのだから。
 
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