<5月 2日(月)>   快晴   FM岡山 牛嶋俊明

DJ牛嶋、再び笠岡諸島へ!

     
 
運動会の取材をするため、またまたやってきました!笠岡諸島に。

取材は明日だが、前回と同じコースを辿ろうと、まずは真鍋島に入った。
港を降りると、前回飛島取材でお世話になった島おこし海援隊の重実さんに会った。

『あれ?今日取材入ってましたっけ?』

と聞かれたが、

『いや、明日飛島に行くんです』

と答えると、

『そうですか…明日の運動会には守屋が行きますのでよろしくお願いします』

と丁寧に受け答え。
海援隊の3名を兄弟に例えると、守屋さんがやんちゃ次男坊で、重実さんはしっかりした三男坊といった感じ。果たして、まだお会いしていない長男の木戸さんはどんな人か?

重実さんと別れてから10メートル歩いた所で、今度は前回真鍋島大島に船で連れて行ってくれた『ふるさと村』の村長さんと遭遇。よく会うなぁ〜と思ったが、これは狭い島ならではだ。

『先日はどうもお世話になりました』

と挨拶したら、

『いやぁ、最近は物忘れが激しくて…』

と冷たい?一言。その顔つきから“村長さんのジョーク”にも感じたが、明日行われる祭り神輿について詳しく教えてくれた。でも明日は飛島に渡らなければならないので見る事が出来ず…。う〜ん!残念!

お昼過ぎに着いた我々は、前回と同様に『漁火』で食事。いきなり“エビの踊り食い”からだったのでびっくり!我々も心踊ってしまった。

その他、前回出た“イシガニ”、そしてこの時期なのに、“牡蠣”も!まだあったのか?とびっくりしたが、再び牡蠣が食べられて嬉しかった。とにかく、ここの魚料理は最高!全部が全部食べどころだが、最後に出てくる“具いっぱいの味噌汁”は最高!

『何が入っているんですか?』

と聞いたら、

『何入れた覚えてない。とにかくいろんな魚を入れて煮こんでる』

とご主人。とにかく『漁火』へ是非どうぞ。

◆三虎旅館の海水露天風呂

その後、島めぐりをゆっくりと行って、宿泊は前回同様に『三虎旅館』へ。

ご主人の久一博信さんが温かく出迎えてくれた。

夜は前回も入った“海水露天風呂”に再び入ったが、風呂の中に仕切りや灯りがつけられ、少し進化したという感じ。

またまた夜に海、星を見ながら入って最高の気分だった。もちろん、料理も…。

<5月 3日(火)>   快晴

真鍋島を後にして海上タクシーで飛島へ。

前回と全く同じコースを辿ったが、タクシーの運転手さんも一緒で、2回目なのに“馴染み気分”になってしまった。
天気も快晴で、今回も船室に入らず外でずっと海を見つめていたが、

『これ、これ、この気分!』

と、“最高の気分”を再び味わった。

そして約20分で飛島に到着したが、今日は運動会…という事で、港も人の姿が多く見られた気がした。我々はまっすぐ飛島小学校のグラウンドへ。

既に先生、子供達、島のみなさんが勢揃いしていて準備万端といった感じ。グラウンドは狭く、1周が50メートル位だが、誰が何をやっているのかすぐに分かる、その狭さが逆にいいのかもしれない。


◆5月3日『飛島学園大運動会』

そして、『選手入場!』の場内アナウンスでいよいよ運動会がスタート!

まずは揃いの運動着の小学校、幼稚園の子供達が入場。行進する際の手の振りが見事で、この日のためにしっかり練習してきたのを感じた。

そして、今度は中学生の入場だ。飛島の中学校は数年前に廃校になり、中学生は飛島から約1時間弱使って神島(干拓によって笠岡市と陸続きになった)まで通っているとの事。さすがに成長期!小学生よりも大きな身体で、小学生たちの良き“おにいちゃん、おねえちゃん”といった感じ。さすがに練習する時間がなかったのか?行進がまばらで、照れながらの入場であった。

そして、自治会、老人会、婦人会のみなさんたちも入場。そのゆっくりとした歩き方に、会場からは大きな拍手、声援が送られていた。それにしても、これだけいろんな年齢の人が一同に集うのは凄く新鮮だ。
見ているだけで誰もが笑顔になってしまう…そんな運動会だった。

開会宣言、校長先生の挨拶に続いて選手宣誓が行われた。
宣誓は6年生の山河麻衣ちゃん。どんな宣誓をするのか注目だったが、来場のみなさんへ挨拶、そして運動会が開催出来るのはみなさんのおかげ…と感謝の気持ちを述べたのは素晴らしかった。

そして何よりも、たくさんの人がいる中でスラスラ、ハキハキと宣誓したのは驚きだった。その姿に牛嶋も大きく手を上げて拍手!本当に立派だった。

◆綱引き、ホールインワン

ラジオ体操に続いて競技が開始された。

まずは全員参加の○×クイズだ。運動会にクイズがあるのか?と驚きだったが、そこが島の運動会の良いところかもしれない。我々も当然の如く参加したが、グラウンドでの緊張ほぐしにちょうど良いのかもしれない。

問題は『飛島小学校の児童数は…○か×か?』という問題をはじめ、『先日、第4回つばき祭が行われたが…○か×か?』という問題も出された。これは回数が合っているかを問う問題だったが、芸が細かいぞ!全てが飛島に関する問題だったが、残念ながら我々は4問目?で失格。
残念だったが、嬉しい事に食器洗い洗剤を参加賞として頂いたのは嬉しかった。まさしく生活密着というこういう事かっ。

続いては、『山を越え谷を越え』。
これは親子参加の障害物競技だった。名前のつけ方もユニークだ。

そして婦人会参加の『綱取り合戦』、『ふうせんとり』と続いて、今度は小学生、幼稚園児による『お祭り忍者隊』だ。みんな忍者の格好をして演技(踊る)ものだが、これは見事だった。全て創作で、これまでかなりの時間をかけて練習してきたらしい。
校長先生は、本番を楽しもうと、あえて練習を見なかったそうだが、一所懸命演技する子供達の姿に立ち上がって大声援。会場もその演技に魅了され、まだ序盤だというのに『アンコール』が出るくらいだった。

その後、『綱引き』に我々も参加しようとしたところで、なつかしい顔を発見!前々会の回の白石島編でお世話になった『民宿はらだ』の原田茂さんだ。なんでも白石島からカヤックで飛島に来たそうで、民宿に泊まっているお客さんも一緒だった。

『どうも、どうも…』と握手し、着いたばかりの原田さんも綱引きに参加。ここの運動会の良い所は参加自由であるという事。というより、参加させられるといった方が正解か。

『はい。取材の方、次、出て下さい』

と、その仕切りは見事だった。とにかく、気を使わないところがいい。

◆浜辺でバーべキュー!

プログラムが順調に進み、いよいよ昼食の時間だ。

白石島の原田さんは

『海辺でご飯食べますよ〜』

と言うので我々も同行。で、なんと!海辺に捨ててあったつぶれた灯油缶を直し、そのままコンロに。そして焚き木は、これまた海辺に落ちていた小さな枝などだ。

『ついでに掃除出来るからいいでしょ?』

と笑顔の原田さん。まさか現地調達とは!

『網と鍋、食材は持ってきたんですよ』

と、蒸しまんじゅう、鶏肉のバーベキュー、そして、ワインで乾杯!我々も参加させてもらったが、まさかこのような昼食になるとは!そしてお客さんの1人が、

『ちょっと岩ガキでも取ってきます』

と現地調達してきて、

『これぞアウトドア!』

という感じだった。なお、基本的に海岸で火を焚くには禁止だが、島の人に一言声をかければ大丈夫との事。もちろん、ゴミは持ち返りで…。

『よし!今度は白石からカヤックで来てバーベキューだ!』

と、これは次への楽しみにしよう。

昼食の時間を利用して、子供の両親に話を伺う事にした。
海運業を営む山河さんは、夫婦揃って海に出て仕事をしているが、お父さんに至っては約半年ぶりの帰宅になったらしい。

『もっと帰る事が出来ないんですか?』

と質問すると、

『新しく船を買って事業を広げたために仕方がないんです』

との返答。

『お子さんの活躍している所をどんな風にご覧になりました?』

という質問には、

『グラウンドから子供がチラチラこっちを見るんですよ。やはり、こんな事も出来るよ!って自慢したかったんでしょう。そんな姿を見ると家にいなかった分もしっかり抱きしめてあげたいですね』

と目が潤んでいたのが印象的だった。

◆騎馬戦

そして午後の部もユニークな内容が盛りだくさん。

中でも『借り物競争』は、借り物が、モノではなく全て人だった。つまり、封筒に『山下○○さんと一緒に二人三脚』などと書かれてあって、その人を探して、その人と一緒に競技に参加するというモノだった。

『これのどこが借り物競争?』

と思いつつも、あまりの面白さに会場は大爆笑。
と同時に、そのユニークさはどこから生まれるのか?と思った。

島の人の感性はとにかく素晴らしい。

そして、ぼーっと見ていると、

『ほら、お兄さん出なさい』

と牛嶋が指示され、急遽、島の女の子と一緒に参加。

『頭と頭の間にボールを挟んで走れ』

と指示があったが、照れながらもビリでゴールイン。会場からは

『男の人、くっつきすぎ!』

と突っ込みが入った(笑)。

その後、騎馬戦にも参加したが、これは小学生、幼稚園児参加の勝ちぬき戦だった。ここでは6年生の女の子が大活躍。成長期で身長が抜きん出ていて、リーチも長かったのが攻を奏した感じ。

そして紅白対抗リレーで競技はクライマックスを迎え、セミファイナルは今年行われる岡山国体の盛り上げに一役買おうと『ももっち(国体キャラクター)音頭』の披露。なんと!この曲を作ったのは前回取材でお世話になった金池先生だ。

そして飛島の盆踊りも披露されたが、島民ならば誰もが踊れるという踊りらしい。
ゆったりとした供養踊りだったが、今は島を離れて、この運動会のために帰ってきた人にとっては、さぞかしなつかしい思いをした事だろう。

◆飛島の盆踊り

こうして飛島学園の大運動会が終わったが、見事にやり遂げた子供達の素敵な笑顔、そして島のみなさんのほっとした表情が印象的だった。

島の人達はそれぞれの家に帰り、笠岡市街から通っている先生、そして我々も船に乗って帰途についた。日が長くなって夕方でも明るかったが、離れて行く島を眺めながら港を後にした。帰りの船から見る夕暮れの笠岡諸島の景色も素晴らしく、

『もう帰らなければならないのかぁ〜』

と島との別れを惜しんだ。笠岡諸島は、白石、真鍋、飛島と3つの島を取材したが、島の雰囲気、人、食べ物など全てが最高!今回は番組取材だったが、プライベート?と思えるくらい十分に楽しんだという感じ。

でも、楽しめたからこそ良い取材になったのではないだろうか。

最後に、

『YAJIKITA ON THE ROADよ、ありがとう!そして、北木島、六島などまだ取材していない市島もありますので、第4弾を…』

と言ってお別れしよう。再登場を願って…さようなら〜。