取材日 4月19日(火)天気 晴れ    FMとやま 田島悠紀子

春の味覚・ほたるいかを訪ねて滑川へ

     
 
富山県の春の味覚といえば・・・やっぱり「ほたるいか」!

実際にほたるいか漁を間近で見られる「ほたるいか海上観光」は午前3時出港なので、日中はそのほたるいかについてお勉強。

滑川市の富山湾沿いに建つ「ほたるいかミュージアム」へ。
営業の小林昌樹さんに、ほたるいかの生態や光のナゾ・富山湾との関係について教えていただいた。
ほたるいかミュージアム @

小林さん&展示の説明によれば、ほたるいかが光るのは

1:敵を驚かすため
2:昼間、海面を照らす太陽光にまぎれて姿を隠すため
3:同種の仲間に自分の存在を知らせるため

・・・らしい。なかなか頭イイ!

ミュージアムの館内は、ほたるいか発光ショーが行われる「ライブシアター」や、深層水が湧き出ていて富山湾深海の生き物が棲んでいる「深海不思議の泉」など、体験コーナーがたくさん。

1日中いても楽しめそう!?

ほたるいかミュージアム A

ミュージアムの2階にある「レストラン 光彩」では、富山湾で獲れた海の幸を使ったメニューがいっぱい!
白エビの天丼やほたるいかの天丼、ほたるいかのピザ、ほたるいかのぺペロンチーノ etc.・・・。

どれにしようか迷う〜!

でも結局、レストランの山口さんおすすめの「ほたるいか御膳」(1900円)をオーダー。
ほたるいかの天ぷら・酢味噌和え・刺身・沖漬けに、茶碗蒸し・香の物・味噌汁・ご飯がセットになって、かなりの食べ応え。
しかも、その日の朝に目の前の海で獲れたほたるいかだけあって、とっても新鮮!ほたるいかは一口サイズで食べやすいし美味しいしで、ついつい食べ過ぎてしまった。

レストラン 光彩 076-476-1370 



ほたるいか海上観光 @   取材日 4月20日(水)天気 曇りのち雨


午前2時半。
滑川漁港に到着。

心配した雨も降りそうにない。気温も12〜3度と夜のわりに暖かかった。

ほたるいか海上観光の受付場所にはすでにオレンジ色のライフジャケットを着た多くの人が集まっていた。まるで昼間のような活気がある。今日は、ほぼ満員の120名近くの人が乗船するらしい。そのうちの7割近くが県外のお客さんだとか。そういえば駐車場にとまっていた車も八王子・大阪・岐阜と県外ナンバーが多かった。

午前3時、期待を胸に観光船「わかしお」に乗り込む。私たちが乗った観光船より先に、ほたるいか漁船2隻が出港した。

船の上には漁師さんたちが暖を取るための火が焚かれていた。その明かりの後を観光船が追う。漁船の炎以外、何も見えない。空と海の境もわからないくらいに真っ暗で、暗闇の中を進むことに少し怖さを感じた。

ほたるいか海上観光 A

漁港を出て約30分後、定置網の敷かれた漁場についた。
2隻の漁船が網を囲み、大きい方の船に乗っている漁師さん達が力いっぱい網を手繰り寄せている。
ほたるいかがかかっているのが確認できた。

でもまだ光は見えない。
2隻の船が徐々に近づいていく。

ギリギリまで近づいた時、観光船のライトが消えた。

「きれーい。光ってるー!」

先程まで真っ黒だった海面に、青白く輝く無数の光が一瞬にして浮かび上がってきた。
まるで魔法をかけられたようだった。
あぁ美しいなぁとひとり感慨にふけていたら、いきなり頭の上にほたるいかがとんできた。

きゃあー!!

と騒ぐ私をよそに他のお客さんたちは持参したビニール袋の口を大きく開けて、投げ込まれるほたるいかを取るのに必死だった。光るほたるいかをそのまま口にほおりこむ人もいた。

そんな中、漁師さん達はいかを網ですくい続けていた。小さな網の中の光もまるで花火のようで綺麗だった。

滑川市観光協会  076-475-0100

水揚げ後

漁師さん達が先程獲ったばかりのほたるいか約2トンが滑川漁協で次々にトラックに積まれていった。

私たちはそのうちの1台「川村水産」のトラックを追った。

川村水産に着くと早くも作業が始まっていた。

現在、午前5時。

女性スタッフの皆さんが、お刺身用のパックにいかを並べている。その後、釜ゆで作業が始まった。

湯通ししてぷっくり膨らんだいかをすぐに冷水につける。

私はゆでたてのいかを頂いた。ぷりっぷりの身はほどよい塩加減でとてもおいしかった。
沖漬けを作っている様子も見学した。隠し味に使われている深層水が味をまろやかにしているのだとか。

実際にいただいた出来たての沖漬けは、まろやかでこくがあってかめばかむほど味が出て・・・お酒が欲しくなった(笑)

作業の様子を傍で見ながら、新鮮なほたるいかを1年中おいしく食べられるのは皆さんのお陰だなぁと心の中で感謝した。